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2007年12月 9日

山祭りで、山の神様と木の神様に一年の感謝


 木の恩恵があればこそ400年近くにわたって太鼓づくりひと筋に歩んできた浅野太鼓は、毎年12月9日の「山祭り」の日に、社員全員で白山比咩神社に参拝し、山の神様と木の神様に一年の感謝と鎮魂の祈りを捧げるのが習わしになっています。山祭りは、木の文化によって生活してきた日本人にとって欠かせない大切な祭事として古くから受け継がれてきた年中行事の一つですが、生活様式の変化からか、十数年前からは暦に記載されることもなくなり、「山祭り」という言葉そのものさえも失われつつあるのは悲しいことです。また参拝の様子も様変わりし、かつては拝殿に座りきれないほどの大工さんや木地師、木工関係などの人々がつめかけたものでしたが、今では浅野太鼓のほかに、わずか1、2社を数えるだけになったのも残念なことです。

 午前8時30分から行われた修祓の儀式では、神官によって厳かに感謝の祝詞が捧げられ、巫女舞に続いて玉串奉奠が行われました。良木に恵まれたことへの感謝、良い仕事をさせてもらったことへの感謝、一年間事故もなく操業させていただいたことへの感謝などが、あらためて心に満ちたひと時でした。

 ちなみに白山比咩神社の太鼓は、すべて浅野太鼓謹製。自分たちでつくった太鼓が拝殿で打ち鳴らされ、日々神様にお仕えしていることを思うと、これもまた「感謝」の一語に尽きるのでありました。

山祭り

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