最近のブログ記事

検 索

リンク集

タグクラウド

ブログ記事アーカイブ

2008年2月 6日

堺・泉州の神賑-かみにぎわい-


 節分、立春と春に向かって暦をめくり、今日は2月6日の大安吉日。朝から快晴に恵まれ、清々しい一日を迎えました。こんな朝は太陽に顔を向けてまぶたを閉じると、閉じた目に真っ赤な太陽の色を感じ、体内に太陽のエネルギーが満ちてくるのが実感できます。ぜひお試しください。

 さて、今月の24日、日曜日、岸和田だんじりまつりのお膝元、岸和田浪切ホールにて、地車(だんじり)・やぐら・ふとん太鼓をテーマにした「堺・泉州の神賑-かみにぎわい-」というイベントが開催されます。当日は大ホールで地車や祭礼に関する講談や講演が行われるほか、ロビーではミニ地車や祭礼写真、祭礼資料などが展示されます。この企画には篠笛奏者で「民の謡」代表の森田玲氏も深くかかわっており、森田氏のご尽力により我が社も2階スタジオで太鼓の展示会を行います。ぜひお立ち寄りくださるよう、お待ちしております。

 さて、泉州では「だんじり」、姫路あたりでは「みこし太鼓」、四国では「ふとん太鼓」と名称を変えながら、関西・山陽では瀬戸内海沿岸一円に太鼓屋台が巡行する大規模な祭礼が受け継がれています。その中の一つ、荒々しいことで知られる姫路の「灘のけんかまつり」の太鼓を、今から30数年前に製作させていただいたことがありました。祭礼の太鼓は何よりも音色にこだわるものですが、この時もご多分に漏れず、発注された団体から手ごわい要望が示されました。その課題を克服するため、胴と皮の吟味を重ね、中彫りに工夫を凝らし、最後に中彫りの上に金箔を貼り、納品するまで約一年。幸い、芯のある力強い響きの仕上がりにご納得いただき、また我が社としても大変貴重な経験ができました。お陰様で近年はだんじりやふとん太鼓の団体様からもご用命をいただくようになったのは、誠に有難いことです。そうした思いもあり、今回のイベントに参加させていただくことにはひとしおの喜びがあります。泉州の皆様、会場でお目にかかるのを楽しみにしています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.asano.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3204

コメントする

| コメント(0) | トラックバック(0)