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2008年3月13日

二度の海峡越え


 今週は9日と11日、瀬戸大橋と明石海峡大橋を渡り、二度にわたって瀬戸内の海峡を越えました。9日は香川県まんのう町の「讃岐満濃太鼓」の20周年記念コンサート。あえてキャパシティの大きな丸亀市文化会館大ホールを会場に選び、ほぼ満席の中で約2時間半。附締太鼓の掛け合いが小気味良い曲「鼓宴」に始まり、七・七・七・五調のリズムが豊かな曲想を紡ぐ曲、勇猛果敢な雄叫びを思わせる曲など、20周年という節目を迎えた喜びを全身で舞台にぶつける若いメンバー、そして脇を固める創立以来のメンバー、それぞれが守備位置をしっかりわきまえ、26人の気持ちが一体となった心あたたまるコンサートでした。

 丸亀といえば、今から30年ほど前、ここで初めて「倉敷天領太鼓」の演奏を聴いた時のことを思い出します。燃え上がるように豪快な男の太鼓に「こんな演奏もあるのか」と、度肝を抜かれたものでした。また今は亡き福井の玉村武さんが最大径7尺5寸の大太鼓「大和」を演奏したのもその同じ舞台。玉村さんは「越前権兵衛太鼓」の三ツ打の名手として知られ、70歳を過ぎてからも「不老太鼓」として国立劇場の「日本の太鼓」の舞台にも立った人です。惜しくも昨年彼岸に旅立たれましたが、今もきっと彼の国で太鼓三昧を楽しんでいることでしょう。

 その玉村さんに太鼓の手ほどきを受けたのが、炎太鼓の地下朱美。9日の旅は、その地下と、たいころじい編集長の小野との3人連れで、往路は早朝に北陸自動車道を出発。名神、中国、山陽道を経て瀬戸大橋を渡って香川入り。復路は香川から徳島に入って本州四国連絡道で鳴門海峡の渦潮を眺め、淡路島から明石海峡大橋を渡って名神、北陸道というコース。毎日顔を合わせながらも、この3人で旅をしたのは初めてのこと。ちょっとした「弥次喜多道中」もまた楽しからずや、といった旅でした。

 一日置いて11日は、新居浜での仏事に。今度は鉄路を北陸線、山陽新幹線、予讃線(写真2)を乗り継いで愛媛県入り。瀬戸大橋を電車で渡るのは何年ぶりか。帰路は折しも真っ赤な夕焼け空の下。シャッターチャンス!とばかりに夕日を浴びた小船をキャッチ(写真1)。我ながら、なかなかの出来栄えの写真が撮れたので、ぜひご覧ください。

明石大橋
(写真1)明石大橋

予備線
(写真2)予備線

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