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2008年7月31日

この1カ月を振り返る


 とにかく慌ただしい1カ月でした。ブログを綴る時間もなく、皆さんには長い間ご無沙汰しましたが、ここにきてようやくほっと一息。この1カ月の"てんやわんや"を、皆さまと一緒にあらためて振り返ってみることにします。

7月5日......北海道室蘭へ。翌6日、7日から9日まで洞爺湖町で行われた北海道洞爺湖サミットを前に、各国首脳歓迎の意を込めて、室蘭市で「北響祭08」が開催。この日は朝から日本太鼓ジュニアンクールや大太鼓一本打ち全国大会など、大きなイベントが目白押し。そして午後3時、メインイベントである「2000人太鼓同時演奏」が、3時の時報を合図にいっせいに打ち鳴らされました。これは室蘭市の室蘭中央埠頭倉庫をはじめ、札幌市のモエレ沼公演、旭川市の平和通買物公園、小樽市の小樽商店街など北海道の9カ所で、今は亡き北海太鼓の大場一刀氏が作曲した「山彦」を2000人の太鼓打ちがいっせいに演奏するという壮大なもの。まだ肌寒さの残る北海道でしたが、2000人が心を一つにした太鼓の響きは、国賓の胸にも熱く伝わったことでしょう。

7月7日......昼ごろ北海道から帰着。

7月16日......早朝5時出発にて京都へ太鼓の配達。

7月18日......午後、小松空港から羽田経由で成田へ。

7月19日......成田発午前10時30分の飛行機でスペインへ。6月14日から9月14日までスペインのサラゴサで開催されているサラゴサ国際博覧会で、21日から1週間の日程で行われるジャパンウィークの公式オープニングセレモニーで演奏する炎太鼓に同行。

7月21日......皇太子殿下ご列席のもと、ジャパンデー開催。「水と持続可能な開発」をテーマにした万博のシンポジウムで演説された森喜朗元首相も駆けつけ、ステージで炎太鼓を激励。また皇太子殿下からお言葉をいただいたり、一緒に記念写真の撮影をしたりと、思いがけない栄誉をいただいた一日。

7月23日......ジャパンウィークのメインイベント「いのちの祝祭」が、山本寛斎氏のプロデュースで開催。イベントがスタートしたのは午後11時30分。櫓の上で浜松市一色町の手筒花火10本が豪快に火を噴いたのを合図に、万博のテーマ「水と持続可能な開発」にちなみ、雨をよぶといわれる龍の巨大な気球が登場。炎太鼓の演奏に合わせて龍が舞うと、およそ1万人の大観衆から大きな歓声。月路奏さんの張りのある美しい声が響く中、大太鼓の最後の一打が「ドーン」と響くと同時に、突然の豪雨が会場を直撃。7月の平均雨天日数3日というサラゴサで、まさに龍が大雨をよぶ形となった予想外の展開に、観衆もイベント関係者も唖然! これも「太鼓の不思議な力」でしょうか。山本寛斎様、事務所のスタッフの皆様ありがとうございました。

7月25日......午前帰国。午後4時ごろ会社に到着。さっそく27日に開催する「白山国際太鼓エクスタジア2008」の会場、松任総合運動公園へ。長期の留守にもかかわらず、設営その他の準備が着々と進んでいたことに感動。連日の炎天にもめげず、スタッフの皆さん、本当にご苦労様でした。

7月26日......終日、エクスタジアのリハーサル。午後7時30分からゲネプロ。終盤に向かっての作り込みにもうひとつ納得がいかず、ゲネプロ終了後に出演者とさらにミーティング。美しい星空を眺めて解散。

7月27日......いよいよエクスタジア本番の日。晴天を予感させるオレンジ色の朝焼け。意気揚々と今年のサブタイトル「烈火 挑発」と大書した30本の大幟旗を設置し終えたころから雲行きが怪しくなり、午後には「まさか!」の豪雨と突風。それでも「絶対に晴れる!」と念じつつ、開場の午後5時。なんと、絶望的だった空が西の方から明るみ、午後10時までは降水確率0との嬉しい知らせ。お陰様で、明々と燃え上がる大かがり火を背景に、「烈火 挑発」そのままの熱い舞台を終えることができました。120%の力を出しきって演奏してくださった和太鼓倭の皆さん、フジイトリオの皆さん、英哲風雲の会の皆さん、最強無二の150名のボランティアスタッフの皆さん、本当に本当にありがとうございました。

7月28日......エクスタジア会場の機材撤収に続き、無事に終了したことの感謝を込めて関係各位に挨拶回り。昨日から今日にかけての豪雨で、金沢をはじめ、福井、富山に大きな被害が出たことを知り、胸中複雑な思い。被災地の皆さん、心からお見舞いを申し上げます。

7月31日......対外的な所用に追われ、朝から事務所を出たり入ったり。飛ぶように過ぎていった7月も今日で終わり。明日からはまた気持ちを新たに精いっぱい邁進してまいりますので、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

北海道室蘭「北響祭08」
北海道室蘭の北響祭08

スペイン サラゴサの街
スペイン サラゴサの街

スペイン サラゴサのピラール聖堂
スペイン サラゴサのピラール聖堂

スペイン 命の祝祭
スペイン 命の祝祭

エクスタジア2008 エンディング
エクスタジア2008 エンディング

エクスタジア2008
エクスタジア2008

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2008年7月 3日

通り過ぎる日々の中にて

 

 6月20日の梅雨入り以来、ほとんど雨らしい雨も降らないままに、気がつけばもう7月。時はまさに駆け足で通り過ぎて行くようです。


 こうしたあわただしい日々の中でも、折々に心を立ち止まらせてくれるのが、日本に古くから受け継がれてきた年中行事。今月はまもなく七夕で、心得た社員の一人が資料館の玄関と新響館の入り口に笹竹をしつらえてくれました。


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社員それぞれが願いごとを書いた色とりどりの短冊を笹の枝に結びつけ、私も一句。
 「早かしき おもいめぐらす 七夕や」 
お粗末でした。


 さて、先週の金曜日、6月27日には、思いもかけずに御諏訪太鼓宗家・小口大八翁の訃報が届いて大変気落ちしました。8月に東京の青山劇場で「小口大八、阿修羅の世界」を開催する予定でいたのですが、これを「小口大八追悼公演」にきりかえ、盛大に太鼓を打ち鳴らして翁のご冥福をお祈りするつもりです。多くの皆様がご来場くださるよう、心からお待ちしております。

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