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2009年1月17日

元気と勇気をもらった新春の旅


 当財団で発刊している「たいころじい」第33巻ですでにご紹介したように、長崎で活動している「勤労障がい者長崎打楽団 瑞宝太鼓」が昨年度の「第30回サントリー地域文化賞」表彰を受けました。1月12日、同賞と平成20年長崎県民表彰特別賞の受賞を記念し、雲仙市で瑞宝太鼓のコンサートが行われました。二つの賞ともに、知的障害というハンディがありながらプロの太鼓集団として地域の発展に貢献したことが評価されたもので、コンサートには日ごろから彼らを応援するたくさんの人々が詰めかけました。

 瑞宝太鼓の演奏を聴いたのは久し振りでしたが、一打一打に芯のあるきっちりした打ち込みはまさに和太鼓の本流ともいえるもので、結成から十数年、「よくぞここまで成長したことよ」と胸が熱くなりました。陰になり日向になってここまで彼らを指導してきた福岡心治郎さん、親鳥のように彼らを見守ってきた岩永和昭さん、そして精神的なバックボーンとなって彼らを支えてきた田島理事長さんはじめスタッフの皆さん、本当にご苦労様でした。瑞宝太鼓の血のにじむような努力と、彼らを取り巻く皆さんの情熱にあらためて心からの敬意を抱くとともに、ますますの活躍を祈った舞台でした。

 翌13日は、大分の久住町を拠点とするプロ集団「TAO」の藤高代表と東京で再会。結成から15年を経たTAOの近年の活躍ぶりにはめざましいものがあり、ことに2004年、世界最大の芸術祭「エディンバラ・フリンジ・フェスティバル」で大成功をおさめてからは、世界を舞台にしたエンターテインメント集団として海外からも盛んに注目されています。TAOのステージの最大の特徴はエネルギーにあふれた躍動的な演奏で、その燃え上がるような空気感の熱さは、そのまま藤高氏の信念の熱さでもあります。TAOを一つの企業として法人化し、ひたすらその発展と繁栄を追求する姿勢は潔いほどに明確で、何があってもブレることのない意志の強さを感じます。昨年以来の急激な不況により、会社経営について何かと迷いの多いこのごろ、藤高氏との語らいは私に新たな元気と勇気をくれました。よし、まだまだ頑張るぞ!

瑞宝太鼓
瑞宝太鼓

岩永さん、スタッフのみなさん
岩永さん、スタッフのみなさん

TAO
TAO

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