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2009年12月 9日

「山祭り」で神々に感謝


  昨夜は草月ホールで「太鼓集団天邪鬼」の「伝統のひびき」公演。さすが熟練の見事な打芸を見せていただき、余韻を胸に響かせながら夜行寝台列車で帰途につきました。ガタンゴトンと列車に揺られながら、思い出したのは今から30年近く前のこと。現社長の恭央が中学3年のころ、二人でドイツ・フランクフルトの見本市(メッセ)に出張。現地で組み上げた6尺の桶胴太鼓をサークル・アンサンブルに買っていただき、帰り道は夜行列車でフランクフルトからパリへ。国境を越えるたびにバスポートの提示を求められ、明け方ようやくパリに着いた時は、馴れない夜汽車の旅に二人とも体がカチカチに固まっていたものでした。その恭央も社長に就任してまもなく10年。今年は42歳の厄年にあたり、つい先日厄払いの「初老祝い」を済ませたところ。あの中学生の恭央がと思うと、感慨深いものがこみ上げてきました。


 午前6時30分に金沢駅に到着。まっすぐ会社に向かい、8時過ぎに白山比咩神社に出発。今日は年に一度の「山祭り」の日。木にたずさわる職業の人が山の神様、木の神様に感謝を捧げる祭りで、社員一同つつしんで神前に手を合わせました。つい数年前までは、山祭りには建築会社や木地師などたくさんの人が参拝に来ていましたが、昨今の不況のせいもあってか、今年は我が社のほか1社、それも代表者1人のみ。我が社も決して業績芳しいわけではありませんが、ともかくこうして全員そろってお参りできるのは何よりも有難いこと。山の神、木の神、そして商いの神様に心からの感謝を捧げ、ますます太鼓づくりに精励してまいりますので、どうか引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします。

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