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2011年3月28日

被災地の皆さんにふたたび元気と笑顔を

 25日、今回の震災で大きな被害を受けた福島県相馬に車を走らせました。途中の道々、報道のようにガソリン補給はなかなか厳しいものがありましたが、北陸自動車道から磐越自動車道、さらに東北自動車道を乗り継いでなんとか福島に到着。ここからは「愛宕陣太鼓連響風組」の斉藤通夫さんに道案内をいただき、霊山の峠を越えて相馬入り。市街地山手の方は屋根や壁が崩れるなどの被害はあるものの大きな損壊は見られませんでしたが、海岸線に近づくにつれて爪痕の大きさがはっきりわかりました。とくに相馬を南北に走る国道6号線から海までの地域は目を見張るばかりの惨状で、地震よりも津波の方がはるかに被害の程度を大きくしたことを物語っていました。

福島県相馬 津波の被害

 翌日訪れた、相馬の北の新地町では、海岸から内陸約2.5km地点まで津波が押し寄せたとのことで、そこかしこにうず高く積まれたガレキの山がえんえんと続いています。本当に一瞬で家も家財も車も、そして大切な家族も失ってしまった皆さんの悲しみと悔しさはいかばかりでしょう。我が社の女性社員も実家と妹をなくし、この日、避難所にいるご両親とともに妹さんを見送ったのでした。こんな別れの仕方にはどんな慰めの言葉も虚しいと思いつつ、心よりご冥福をお祈りいたします。

 私が現地にいたのはわずか2日足らずの間でしたが、想像を超えた自然の破壊力の大きさや、お寺に納められたたくさんの遺影、不自由を我慢しながらも助け合っている避難所の皆さんの暮らしなどを実際にこの目で見るにつけ、あらためてお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願うばかりです。被災地の皆さん、ゆっくりでいいのでどうか気持ちを立て直し、いつの日かふたたび元気と笑顔いっぱいの日々を取り戻されるよう願っています。

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2011年3月19日

震災のお見舞いを申し上げます

 3月11日午後に発生した東北関東大震災により被災された皆さんに、心よりお見舞いを申し上げます。

 マグニチュード9という未曾有の大地震と、その直後に東北の太平洋沿岸を襲った大津波によってすさまじい被害を受けた現地の様子をテレビや新聞で目にするにつけ、こうした事態に対して何の手だても持たない自分の無力さを感じています。我が社は地震の影響もなく平常通りの業務をおこなっていますが、社員の中に福島県出身の女性がおり、地震と津波で実家を流失し、今も妹さんが行方不明で、からくも難を逃れた両親は今度は原発の不具合による不安に直面しているとのこと。鉄道も道路も空路も寸断されて現地に行くこともかなわず、北陸で悶々としている姿に胸が痛みます。

 こうしている間にも震災から1週間。報道では徐々にインフラも復旧し、自衛隊などによる救援活動も活発になっているようです。我が社でも協力できることがあれば、いつでも力を惜しまずにお手伝いさせていただく心構えでおります。そして被災された皆さんのご健康と、一日も早く笑顔を取り戻されることを切に願うばかりです。

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