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2011年7月20日

太鼓の響きで支援の輪を広げよう

 昨年の夏は例年にない酷暑と騒がれましたが、今年も負けず劣らずに暑さ続きの日々。還暦を過ぎた身には少々厳しいものがあります。

 そうした中、東日本大震災復興支援の和太鼓チャリティーコンサート「太鼓の力〜届け!命の響きを〜」in東海が7月6日に名古屋で、同じくin関西が7月8日に兵庫県尼崎市でおこなわれました。
実行委員会の中心となったのは「Kogakusyu翔」の吉村くんで、in東海ではKogakusyu翔をはじめ、「GONNA」「志多ら」「和太鼓松村組」など7団体、in関西では「舞太鼓あすか組」「打打打団天鼓」「倭太鼓飛龍」など6団体が出演。両会場とも東海、関西のプロ集団が集結したとあって、超満員のお客様から企画に対する賞賛の声がたくさん寄せられたとのこと。吉村くんの頑張りに心から敬意を贈ります。

 そして17日には我らの恒例「白山国際太鼓エクスタジア2011」も、震災復興支援コンサートと位置づけ、石川県白山市の松任文化会館で開催しました。
スタートから18回目となった今回はサブタイトルを「響心体感」とし、和太鼓界の大御所「大江戸助六太鼓」をはじめ「和太鼓松村組」「GONNA」、北海道からは「山口太鼓流 北海若衆太鼓」、そして意表を突いた企画としてロックバンド「LUNA・SEA」のドラマー真矢さんと焱太鼓のコラボレーションを加え、全8団体で文字どおり響心体感の演奏。お陰様で好評をいただきながら無事に幕を閉じることができました。

出演してくださった皆さん、ご来場くださった皆さん、そして何よりも労を惜しまず奮闘してくださったボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
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2011年7月 7日

太鼓修復で被災地に恩返し

七夕

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 今日は七夕。我が社も新響館の玄関先に笹竹が立てられ、来社されたお客様や社員たちが願い事を書いた短冊を結びつけています。

 今年の願い事といえば、誰もが願わずにはいられないのが、3月11日の東日本大震災に見舞われた被災地の一日も早い復興でしょう。あの日からまもなく4カ月、全国からさまざまな支援の手が寄せられる中、東北ではまだまだ不自由な生活が続いています。そうした環境にあっても一人でも多くの人が笑顔になれるよう我が社で何ができるかを考えた時、やはり太鼓で恩返しするしかないことを確信しました。津波で流された太鼓が次々とガレキの中から発見されています。我が社ではそれらを回収し、浅野製であるなしにかかわらず、すべて無償で修復することにしました。今、陸前高田、気仙沼、大船渡など、各地から見覚えのある太鼓が順次、里帰りしています。胴の中に真っ黒な泥がたまり、革は破れていても、手をかければ元のようにピカピカの太鼓によみがえります。この一木づくりの太鼓ならではの深い響きが、今年の夏祭りで、あるいは復興イベントで現地の人々を元気にしてくれることを願い、社員たちは黙々と補修に汗を流しています。
 私たちの、太鼓へのこのようなハード面での取り組みに対し、佐渡の太鼓グループ「鼓童」は現地の伝統芸能の存続・復興といったソフト面での取り組みをスタートさせ、お互いに連繋をとりながら活動を進めているところです。力になってくださる方も多く、とくに我が社の活動を番組で取り上げてはずみをつけてくださったNHK金沢支局の稲山陽子報道カメラマンには深く感謝しています。これからもいろんな皆さんのお力添えやご指導を仰ぎつつ、浅野太鼓がささやかながら一企業として復興支援の一助を果たすことができれば幸いです。
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