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2012年1月31日

情熱と夢とロマンにふれた高知への旅

浅野太鼓セーター
<浅野のトレーナを着た
元気なお姉さんスタッフ>

先週末の28日、高知市の土佐和太鼓文化研究所が主催する「一響館 和太鼓コンクール」の第6回が佐川町で開かれました。今回は子供チーム9団体と、大人チーム10団体が出場。確実に若い世代の打ち手が育ってきていることを実感しました。以前にもご紹介しましたが、一響館を主宰されている明神宏和先生は中学校の校長先生を務められた後、永く生涯学習に携わり、その一方で西洋音楽や絵画も玄人はだしという多彩な人物。生涯学習の一つとして指導されてきた高知の太鼓をもっとレベルアップしたいとコンテストをスタート。最近は少し体調をくずされたとのことですが、それでも当日はしっかりと背筋を伸ばして舞台を見守られ、88歳にしてなお太鼓発展に情熱を燃やされているお姿に深く頭が下がりました。

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 帰路は鳴門大橋を渡って淡路島を経由。大橋から瀬戸内海を一望すれば、司馬遼太郎の歴史小説「菜の花の沖」に描かれている廻船商人の高田屋嘉兵衛を主人公とした壮大な物語が頭に浮かびます。江戸時代、鳴門海峡から樺太、ロシアへと航路を拓いた高田屋嘉兵衛の、なんとスケールの大きい勇気と行動力か。水平線のかなたに夢とロマンを馳せながら、明日への元気をもらった高知への旅でした。

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2012年1月21日

65歳の覚悟

 早いもので1月ももう下旬にさしかかり、今年も年明けから多くの皆さんが訪ねてくださいました。秀明太鼓の大島章さん、元打打打団天鼓の小島功義さん、林英哲さん、神戸の木村優一さん、八丈島の菊池隆さん、名古屋の梅村幸生さん大阪の野井博さんなど。新年にお客様を迎えるのはことのほか嬉しいもので、わざわざ北陸まで足を運んでくださった方々に、心より感謝しています。

 さて、関東ではこの冬一番の寒さとなった20日、茨城県で開催された銘木市場の初市に出かけました。年々少なくなっているケヤキの原木ですが、今年は3尺以上の大径木が数本入荷しており、ほぼ希望通りの良い原木を落札することができました。木材市はもちろん材木を競る場所ですが、ここに集まる人々の巧みな駆け引きにふれるのも実は一つの楽しみであり、さまざまな人間模様に社会の縮図を見る思いでした。

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 それにしても、氷雨降る、なんと寒い一日だったことか。それもそのはず、翌21日は暦の上では一年でもっとも寒いといわれる大寒。幸い、北陸の今年は雪のないおだやかな大寒。そして私の65回目の誕生日。65歳というのは、どうしたものか、これまでの誕生日とはまったく違う重みを感じるもので、これからの会社のありよう、我が身のありようなど、いよいよ臍(ほぞ)を固めて形にしていかなければならないことどもをつらつら考え、早朝6時に水風呂で身を清めて65年目の人生をスタートしました。厳しい一年になりそうですが、先を見誤ることなく頑張っていきたいと思います。

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2012年1月 6日

「刃(やいば)を研ぐ」

つつしんで新年のご挨拶を申し上げます。

新しい年が始まりました。地球という星、日本という国、浅野太鼓という会社、どこを向いても課題の多い年明けに、今年は「刃(やいば)を研ぐ」という言葉を掲げました。新年に際してもう一度肝を固め、軽挙妄動をつつしみ、いざという時のために黙々と刃先を研ぎ澄ます。新雪に清められながら、そんな決意を固めた正月でした。

雪の神社
 三日、遅ればせながら家族で初詣へ。お賽銭を投じ、静かに頭を垂れた時、以前何かで目にした「手を合わせる」という言葉の意味を思い出しました。「手を合わせる」とはもちろん神様に祈る時の動作ですが、同時に願いであり、鎮魂であり、感謝であると。そして手を合わせている瞬間、人は短い心の旅をするのだと。なんとおだやかな風景でしょう。私もしばし心を放ち、爽やかな心持ちで神社を後にしました。

 さて、多くの事業所が昨日の年賀挨拶を経て、今日から本格的な業務を開始したことと思います。我が社も同様に正月気分を返上し、通常の営業をおこなっています。皆さまにはまたこの一年、ご愛顧のほどどうかよろしくお願いいたします。

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