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2015年7月 9日

岐阜で、兵庫で、魂の響き。「長い間お疲れ様でした」

 

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 去る6月28日、岐阜県の「高鷲太鼓」さん35周年と「清流太鼓」さん15周年の記念公演がありました。両団体を束ねてきたのは、岐阜県太鼓連盟の会長も務めたことがある服部勝利さん。ビートルズ世代で、若いころはドラムをたしなんでいたという服部さんには教えられることが多く、地域のコミュニティを大事にすること、それぞれが活動できる場を設けるのがいかに大切かを学びました。今は亡き世界的な作曲家の石井真木さんと懇意で直筆の楽譜を所有されていることも、知る人ぞ知る事実。現在、我が社が土・日も店をあけているのも服部さんのアドバイスによるもので、「土曜・日曜に休んでいたら、県外から来る人は困るだろう」と言われたことがきっかけ。以来、年末年始のほかはほとんど休業なしで25年。そうしたことも含め、服部さんには感謝でいっぱい。どうかこれからもご活躍を。

   その週の中ごろから、我が社では玄関先に笹竹を設置。七夕を前に社員らが短冊などを飾っていましたが、意外にも「短冊を書かせて」というお客さんが多いのにびっくり。子供さんたちもせっせと願いごとを書き込み、嬉々として笹に結びつけていました。今はこんな行事をする所も少なくなっているのでしょうか。ともかく、思いがけない嬉しい賑わいでした。

 そして週末の5日、兵庫県では「天元太鼓」さんが千秋楽の公演でいとおしむように最後の響きを打ち出していました。玉田文也さんと今井進さんのコンビによる天元太鼓は、地域で活動する太鼓チームを巻き込んで、毎年、加東市東条コスミックホールで「天元太鼓と郷土の太鼓衆」と名づけた無料の演奏会を続けて20年。この節目の会を機にバチを置くことを決意したという玉田さんの胸の内は、長いおつきあいをさせていただいてきた私には察するにあまりあります。

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 その玉田さんの、「永年愛用した太鼓を、地域で活動する若者たちに使って欲しい」という志に心を打たれ、あれこれ思案した結果、東日本大震災で被災したことにより不自由な環境で太鼓を続けている団体に引き取っていただくことになりました。どうか天元太鼓の思いを強く受け止め、太鼓に魂をこめて打ち込んで欲しいものです。

  玉田さん、今井さんには、長い間、本当にご苦労さまでした!

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