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2018年11月 7日

霜月を迎えて。

 今月も月初めは、「加賀一の宮」とも称される白山比咩神社の「お一日参り」に参拝。「この一ヶ月をどうかよろしく」と手を合わせ、神様にさらなる精進を誓って霜月が始まりました。

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 さっそく2日は、先日5尺7寸の大太鼓を奉納した新潟県長岡市の寶徳山稲荷大社の「神幸祭(よまつり)」へ。神幸祭とは、毎年この日に執行される恒例の行事で、大社最大の祈願祭。全国から集った善男善女が1対の紅ろうそくに願い事を書き記し、夜の20時から境内の特設祈願書で順次点火していくのですが、次第にろうそくの炎は数を増し、深夜0時の大太鼓の音が響くころには、夜空を焦がすばかりに赤々と燃えさかり、この上ない幽玄の世界。こうした厳かな場で、空気を振るわせながら鳴り響く太鼓の音はひとしおの清澄感があり、まさに神と交わっているような不思議な感覚。これから1年の祈願成就を祈りつつ、夜明けを迎えた一夜でした。

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 その3日夕方は、横浜の赤レンガ倉庫で、篠笛の村山二朗さんの活動30周年コンサート。今の時代を象徴する新しい音楽を取り入れた「謝恩祭」で、久々に研ぎ澄まされた笛の調べを堪能したひと時。

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  さらに翌4日夕方は姫路の書写山圓教寺で、陽介さんの『ARAYASHIKI〜阿羅耶識』コンサート。ここはかつてトム・クルーズ出演の映画「ラストサムライ」のロケにも使われた場所で、ロープウエイで登る険しい山頂の会場に響く太鼓は孤高の響きであたりを圧し、得がたい貴重な経験をさせていただいたコンサートでした。

  こうして月の初めからあちこちで入魂の響きにふれた11月、来週以降も国内外で繰り広げられる太鼓イベントを楽しみに、元気を養っていこうと思います。

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