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2009年5月 8日

太鼓三昧のゴールデンウィーク


 高速道路が1,000円で乗り放題の「休日割引制度」が導入されて初の大型連休。テレビや新聞によると全国の行楽地はどこも予想以上の人出だったようで、皆さん、昨今の不況の憂いを少しの間でも忘れられたのではないでしょうか。 私も29日から4日にかけて太鼓関連の催し物に足を伸ばし、それぞれに盛況の様子を嬉しく実感してきました。

 まず4月29日は、大分県久住町を拠点とする『TAO』の新しい道場の落成式。「赤兜」と名づけた道場にはメンバーのほかに多くのファンも詰めかけ、TAOの新たなスタートを一緒に喜び合っていました。海外公演が多く、国内でのコンサートは数少ないチームですが、なかなかどうして、地元にはTAOを慕う熱狂的な支持層がたくさんいらっしゃるようです。

 次いで5月3日は、神戸の「木村優一コンサート」へ。木村君といえば『和太鼓松村組』のメンバーですが、今回は稀少なソロコンサート。松村組の公演とは違った雰囲気での太鼓演奏のほか、ピアノやマリンバとのセッションにも挑戦し、また一回りも二回りも大きくなった木村君の姿を頼もしく眺めました。ここまで成長したのも松村先生の熱心なご指導はもちろん、本人の真剣な努力の賜でしょう。木村君、これからも楽しみにしていますよ。

 そして翌4日は、一昨年の秋に東京目黒区にオープンした「太鼓の里響和館」の第1回発表会「響和祭」。川崎市のホールを会場に、響和館が主宰する12の太鼓教室に通う皆さんが日ごろの練習の成果を発表。出演者は出番が終わるとスタッフに変身し、この日の会場飾り付けや楽器の移動もすべて皆さんの手で。講師としてゲスト出演してくださった「天邪鬼」の小川さん、川奈さん、「三宅島芸能同志会」の皆さん、林幹さん、秋田手踊りの柿崎さん、「東京打撃団」の横山さん、田川さん、関根さんもあたたかく見守ってくださり、心のなごむ一日でした。教室の皆さん、これからも頑張ってください。

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2009年5月 1日

岩永さん、やすらかに。


 30年来のおつきあいがある長崎の「和道深江太鼓」の代表、岩永和昭さんが、4月27日の真夜中に突然他界されました。明け方にご逝去のお知らせをいただいたものの、6月の浅野太鼓創業400周年感謝祭に遠路駆けつけてくださるというご連絡をいただいたばかりだっただけに、訃報がにわかに信じがたく、どうか私の聞き違いであってくれるようにと祈るような思いで長崎に向かいました。

 そんな願いもむなしく、私を待っていたのは、いつものようにおおらかな笑顔を浮かべた岩永さんの遺影でした。戒名は「和響院釈正行居士」。太鼓に惚れ込み、こよなく太鼓を愛し、南島原市の市会議員を務めながらも太鼓で地域を元気づけることに情熱を燃やしていた岩永さん。そうしたお人柄を物語るように、葬儀には数えきれないほどの供花が寄せられ、出棺の際には長年の同士の皆さんによって送り太鼓がしめやかに打ち鳴らされました。それにしても52歳という早すぎる旅立ちは、私には無念さを通り越して悔しさがこみ上げてくるほどでした。

 しかし、こうしていつまでも悲しみに沈んでいては、岩永さんも成仏できないでしょう。気持ちを奮い立たせ、岩永さんも出演してくださるはずだった7月の「エクスタジア2009」を成功させることが、まずは私にできる一番の供養と思って頑張ります。岩永さん、どうか見守っていてください。

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