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2018年6月16日

若い社員の研さんに、心からエールを

 北陸も数日前に梅雨入りした模様。とはいえ邪魔になるほどの雨もなく、比較的過ごしやすい今日このごろ。工場では若い社員4人が毎朝、カンナ研ぎの修業。カンナ研ぎは、木工にたずさわる者なら、基本中の基本。始業前のひと時、先輩に叱られながらも懸命に技術を習得しようと頑張っている姿を見るにつけ、こうした日々の研さんの積み重ねが、やがて大きな力になっていくことを確信し、頼もしく思いながら見守っている専務です。

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2018年6月 4日

心に残る5月のあれこれ

 水の無い月と書いて「水無月(みなづき)」。古くは「「田水之月(たみのつき)」または「水の月」といわれ、田んぼに水を注ぐ月という意味だそうです。その3日は日曜でしたが、社員全員がそろって我が社の創業409年式典を行い、ここまで、そしてこれからも太鼓づくり一筋の道を歩めることに深い感謝を捧げた一日でした。

 さて、5月は6日に長崎の「深江太鼓」の代表として永年奮闘されながら、惜しくも8年前に他界された岩永和昭さんのご子息の結婚式、8日に奈良の薬師寺で現在大改修のまっただ中にある東塔の「心柱式」の立ち会い、12日中津川の明治座で「藍」のコンサート、13日愛媛県西伊予市で「愛太鼓フェスタ」、19日都内有楽町で「TAO万華鏡」のコンサート、21日は高野山東京別院での「日本伝統職人技術文化会」総会、26日は熊谷市へお世話になった方の「葬儀」に参列、さらに31日は(公財)日本太鼓財団のチャリティコンサートと、多くの行事にお邪魔しました。ことに薬師寺の心柱式は500年に一度の希有な機会にして、そうした席にお招きいただき、本当に有り難いことでした。また日本太鼓財団のチャリティコンサートでは、石川県輪島の「御陣乗太鼓」が出演。その鬼気迫る演奏ぶりにあらためて打芸のすごさを見せつけられました。日頃から何かと交流のあるメンバーですが、鬼面をつけて一歩舞台に上がると、同時に気持ちも鬼となり夜叉となり、ひたすら太鼓に己をぶつけて無心に桴をふるう。まさに見る者の魂を揺さぶるとはこういうことかと、しばし見入ったひと時。そして最初の一打から「カーン」と強靱な高音を放った我が社製の太鼓。彼らのために渾身の力をこめて太鼓を作らせていただいたことに、今あらためて感謝の思いが募ったものでした。

 2018060407.jpg岩永ご夫妻

  2018060408.jpg薬師寺 東塔 心柱

 2018060409.jpg御陣乗太鼓面(たいころじいno31抜粋)     

 

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