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2021年2月26日

コロナ禍にもめげない創作意欲に感激

 

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 昨年末、神戸でソロ活動を続ける想咲太鼓打ち・溝端健太さんから電話あり、2月にコンサートを開催するので来て欲しいとのお誘い。先日、時満ちて向かった会場には、観客の数5人。聞けばぜひ私に観て欲しかった舞台にて、客席にはわずかの知人のみを招待したとのこと。その言葉に胸を熱くし、こちらも真剣勝負で聴き入った独演は、音色にこだわりきちんとチューニングした太鼓に、バチの工夫や東洋ならではの配色の妙も見てとれ、コロナ禍にもめげない創作意欲を実感。これからも公演活動の縮小や観客制限など厳しい状況はしばらく続くと思われますが、どうかモチベーションを維持して、溝端さんなりの「我が道」を進んで欲しいと願ったひと時でした。

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2021年2月 1日

「鬼太鼓座」「鼓童」と共に

 年が明けたと思ったのもつかのま、あっというまにもう2月。毎月恒例、白山比咩神社の「おついたち参り」は、ことのほかの賑わい。明日は節分、明後日は立春で、農事暦では新たな作物の播種の準備に入る時期。つまり、農耕民族を祖とする日本人にとって、2月こそは新たな営みのスタートの時期。心して、一粒一粒、新たな種を蒔いていきたいものです。

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 さて、一昨日、今年節目の年を迎える二つの太鼓集団の面々が訪ねてくれました。旗挙げから50年を迎える「鬼太鼓座」と40年を迎える「鼓童」です。久し振りにあれこれと昔の思い出話に花を咲かせたひと時、思えば私の太鼓人生52年の間、なんと多くの時間を彼らと共に過ごしてきたことか。その「時間」を今も刻んでいるのが、1975年に3尺8寸の大太鼓の締め直しに鬼太鼓座に同行してボストンへ赴いた際に購入したクオーツの腕時計。当時、テレビでは「ウルトラマン」が大人気で、敵と戦うウルトラマンのパワーが低下すると胸のランプがピコンピコンと赤く点滅するのがお決まりのパターンで、このクオーツの時計も設定した時刻になると赤い点滅を繰り返すのが気に入って大事にしてきた思い出の品。これからも休むことなく私と共に時を刻み続け、そして鬼太鼓座も鼓童も、これからも自分たちの芸をしっかり磨いていって欲しいと、切に願った睦月の月末でした。

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鼓童のみなさんと           鬼太鼓座のみなさんと

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