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2021年12月 3日

それぞれの太鼓に歴史あり

 

 12月1日に愛知県県内に太鼓をお納めし、ほっと安堵して迎えた師走。令和3年も残すところあと29日となり、なんとなく年の瀬の慌ただしさを感じています。

 さて、先週末の26日、「鼓童」の40周年記念公演へ。振り返れば今から40年前の12月、深夜に突然故河内ハンチョウが訪ねてこられ、ヨーロッパ公演のために太鼓一式つくって欲しいと。あれから40年、そしてその10年前に「佐渡の國鬼太鼓座」代表だった故田耕氏が同じセリフで訪ねてきてから50年。あっというまに過ぎ去った歳月の早さにあらためて驚くとともに、太鼓を舞台に上げてようやくここまできたという感慨が押し寄せ、鼓童の舞台を見ながらこの芸能をさらに成長させ、次の世代に伝承せねばという思いを強くしたひと時でした。

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 翌27日は、伊勢の「第19回神恩感謝日本太鼓祭」へ。昨年はコロナにより中止されただけに、今年は太鼓を待ちかねた人々で予想以上の賑わい。日本中の尊崇を集める伊勢神宮を間近にした独特のロケーションの中、太鼓の際で豪快なパフォーマンスを楽しむ人、少し離れてしみじみと太鼓の響きにひたる人、太鼓の躍動感に合わせておかげ横丁を闊歩する人など、それぞれの楽しみ方をしている風景を眺め、この太鼓祭は伊勢のこの地だからこそ根づいた太鼓文化だと一人納得して帰途につきました。

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