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2013年7月20日

第20回白山国際太鼓エクスタジアの誇り

 去る14日、1993年から継続している太鼓コンサート「白山国際太鼓エクスタジア」を開催しました。「壱刻壱響祭」の名称でスタートしたこのコンサートは、今年で第20回目。振り返れば、1992年に第7回国民文化祭の一環として松任市(現・白山市)で開催された「ふるさとの響き太鼓祭り」で、全国から集まった約50の太鼓団体がおよそ8時間にもわたって演奏を繰り広げ、観衆を熱狂させました。その活況を目のあたりにし「松任に太鼓コンサートを根づかせたい」と、翌93年夏に第1回を開催したのが、この「壱刻壱響祭」。太鼓ブームの追い風の中、前後して岩手県陸前高田市や秋田県鷹巣町(現・北秋田市)など各地で太鼓祭りがスタートしましたが、その後の町村合併や経済低迷により、多くが幕を閉じていきました。そうした中、「壱刻壱響祭」は地域に密着して「松任国際太鼓エクスタジア」「白山国際太鼓エクスタジア」と名称を変えながら、いつしか第20回を数えるに至りました。 

 

この間、行政のバックアップと、民間ボランティアの大きな支えをいただき、確実に充実度を高めたイベントとして育てることができたのは大きな歓びです。これからもこの灯を絶やすことなく、白山市の夏の風物詩として愛されるよう願っています。

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 第20回の記念公演となった今年は、地元の「壱刻壱響団」に加え、長崎や奈良などから6団体を迎え、昼夜2回公演を実施しました。昼の部では「大和の響き」と題し、一昨年の東日本大震災にともなう東京電力福島第一原発事故で全町避難を余儀なくされ、久し振りに仲間と再会して舞台に立った福島県双葉町の「標葉せんだん太鼓保存会」さんや、昨年の全国総合高校文化祭の郷土芸能部門で最優秀賞に輝いた「岩手県立北上翔南高校鬼剣舞部」の皆さんなどがそれぞれに個性豊かな舞台を展開。一方、夜の部「七つの輪具2013」では林英哲さんと英哲風雲の会の皆さんが、芸術性にあふれた珠玉の舞台を見せてくれました。その質の高さと奥の深さは、太鼓にかかわるすべての人に、いや、すべての日本人に見ていただきたいほどの見事さでした。第20回の節目に、このような優れた公演をおこなうことができたのは、私の大きな誇りです。あらためて出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして入場くださった皆さんに、心より御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

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2013年7月 4日

アメリカで田中誠一さんの足跡と、巨大なメタセコイアに感動

 先月23日からアメリカを訪れ、まずは「サンフランシスコ太鼓道場」を主宰されている田中誠一さんの古稀を祝うパーティーにお邪魔しました。

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サンフランシスコで40数年にわたって太鼓を広め、一つの文化として根づかせた田中さん。パーティーにはその間の努力を物語るように多くの人々が祝福に訪れ、あらためて田中さんの偉大さを実感したひと時でした。

 

 

 翌日は、ロサンゼルスに移動。今月25日にトーランスにオープンするASANO TAIKO U.Sスタジオの完成に立ち合いました。施工は石川県に縁のあるウェストウィング社、社長榑松寿延様の親身な工事をいただき、満足のいく仕上がりになっていました。 

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我が社にとっては404年の社歴の中、初めての海外進出であり、ASANO TAIKO U,S社の社長浅野勝二と樹里亜が常駐し、現地スタッフとともに頑張って欲しいと願うばかりです。

 

 

  

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 その足でヨセミテ国立公園に林立するマリポサ樹林に向かい、メタセコイアの巨木と対面。スギ科の落葉高木で、基底直径が12メートル、樹林で一番高い木はおおよそ80メートル、地中30〜35mほどに梢をそびやかす木を見上げれば、地球の創生期からここに根を下ろしている存在感にただただ圧倒されるばかり。

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 永遠の生命力に間近でふれ、たとえ小さな木でも一本一本を大切に、決して無駄にしないよう太鼓をつくっていかなければいけないと、あらためて自然の偉大さを心に刻んだものでした。

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