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2020年2月19日

「生き方」のヒントに、ぜひ楽氏の連載を

 日本経済新聞最終ページの『私の履歴書』を毎日楽しみにしている。2月1日から連載が始まったのは楽焼窯元十五代吉左衛門直人氏。東京芸術大学彫刻科を卒業後にイタリアに留学、旺盛な冒険心と人一倍の学びの精神により、十五代を襲名された軌跡がなんとも痛快かつ心惹かれるものがあり、あらためて「人の生き方」というものについて考えさせられている日々です。もちろん楽氏にはくらべるべくもありませんが、自分の生き方と楽氏の生き方を重ねた時に、大事なのは明確に前を見据えて行動できるか否か。一歩一歩先を読んで今何をすべきか考えることがいかに大事か、私のようにその場その場で本能的に行動するタイプの人間はずいぶん遠回りをしてしまったのでないかと、今になってようやく悟ったような気がします。

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 このブログを読んでくださっている皆さんの中には、いつも冷静沈着な人、私のようにせっかちな人、若い人、高齢の人、博識の人、活動的な人、いろんなタイプの人がおられると思いますが、どうか目先よりも先を見据えた太鼓のあり方、新しい技法をつねに模索しながら人生を歩んでいっていただきたいと思います。そのためにも楽氏の連載は一つのヒントになると思うので、ぜひ読んでみてください。

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2020年2月 8日

革張り替えセールを終了

 去る1日、東京都太鼓連盟の20周年記念公演が大田区の市民センターで開催されました。都連はプロの太鼓チームが多く、日頃からプロとアマがうまく共存している地域で、この日も3部構成のうち第3部にプロチームが集積。プロ・アマそれぞれに太鼓打芸の有り様を見せてくれました。公演後は懇親パーティーが開かれ、和やかな雰囲気のうちに20周年の節目を締めくくりました。渡辺会長、湯澤事務局長,関係各位の皆さま、お疲れさまでした。

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 一方、我が社の工場では、1月末日をもって、昨年12月1日からスタートした革張り替えセールの受け入れを終了。今回は前年より依頼数が多く、現場は多忙を極めましたが、各部署ともに精一杯の誠意を尽くして頑張っています。まだお手許にお戻ししていないお客様も、どうかもう少しお待ちくださるようお願いいたします。どうもありがとうございました。

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2020年1月27日

73歳の階段を昇って

 

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 大寒を過ぎても今年の北陸は雪知らず、穏やかな日が続いています。雪がなくて喜んでいる人、反対に雪を望む人、それぞれの事情があることでしょうが、いずれにしてもどこか尋常でないような異常気象を肌で感じている今日このごろです。

 

 

 

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 そんな中、21日、また一つ齢の大きな階段を昇りました。73歳。昨年の72歳とは重みの違う階段です。というのは、父が亡くなった年齢と同じになったこともあるのか。人は生きていく上でつねに進むべき道を探し、その道探しの連続が人生とも言えますが、そしてそれを意識するかしないかの違いはあるでしょうが、73歳を迎えた朝、この一年の言葉として「毎日、一歩一歩、一日 一日を大切に生きよう」と、これから開ける扉の先に向かう覚悟。Going My Way。何が待っているか、お楽しみ。  

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 さて、年明けから各方面の新年会や末席に名を連ねる公職の会合などが続き、1月はあまりコンサートに足を運べなかったものの、5日に東京の塚本鷹さん率いる「暁」公演、11日「倭新春公演」19日に神戸で木村優一さんの「神戸taiko音楽祭」、22日東京のオーチャードホールでTAOの「ザ・ドラマーズFINAL|を拝見。いずれも前回の舞台よりもさらに進化した演奏にふれて、大変幸先の良い一年の始まり。明るい春の兆しを感じた公演でした。 

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2020年1月 6日

今年もよろしくお願いいたします。

 

 新年おめでとうございます。

 2020年が始まりました。今年の干支は「子(ね)」。子=ネズミで、子供がたくさん生まれることから、運気も上昇するといわれ、元旦の初詣には「どうか良いことがたくさんありますように」との願いを込めて手を合わせました。

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  新しい年を迎え、あらためて振り返れば、私もこの道に入って52年。昭和、平成、令和と、三つの時代を体験してきた中で、多くの皆さんに支えられながら、なんとかここまで走ってきました。奇しくも昨年の令和元年は、我が社の創業410年目。そして今年は411年目と新しい時代に入るのを節目に、私も次の時代の扉を開けてみるのもよいかと。そんなことを思いながら、気に入っている特製のグラスの酒器で一人静かに酒を味わっている年の始めです。

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 何はともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2019年12月28日

この一年、どうもありがとうございました

 

 あわただしかった12月前半に続き、後半も15日の「梵天大感謝祭」から、新国立競技場のオープニングセレモニ−、鼓童公演「道」、TAOのオルタナティブ劇場での「万華鏡」、小島千絵子芸歴40周年記念公演と、後半もあれこれの舞台を堪能し、その後、米子空港から出雲大社 因幡の海へとお礼参り2019年師走。賑々しく一年の締めくくりを迎え、令和元年もあと3日。今日は大掃除と仕事納め、私は結婚式で愛知へ.

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 あらためまして、皆さまにはこの一年、ご愛顧をいただきどうもありがとうございました。新年もどうか良い年となりますよう、ますますのご多幸とご健勝を心よりお祈りいたしております。

 

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2019年12月13日

鼉太鼓の調べに令和の安寧を祈った邦楽コンサート

 

 師走に入ったものの、数日前にほんのちらほら初雪が舞っただけで、穏やかな冬の日々を過ごしています。

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 といっても、実は5日から9日まで渡米し、US.ASANOが主催した第6回目の太鼓教室発表会に行ってきました。2日間の日程に出場したのは36組、のべ280人。それぞれのチームの演奏を聴きながら、どちらかというとストレートに打ち込む日本の太鼓と、物語性を感じさせるアメリカの太鼓の違いのようなものを肌で実感。どちらが良いというのでなく、それぞれの色合いを持ちながら間違いなく進化している様子を確認できたように思います。

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 そして帰国した10日、全国に2000社以上の末社を従え、石川県では「白山(しらやま)さん」と親しまれている白山比咩神社の主催により、石川県立音楽堂を会場に「奉祝令和記念邦楽コンサート」が開催されました。当日は、1992年と95年に我が社が白山さんに奉納した5尺の鼉太鼓の右方・左方1対を、4トントラック2台、2トントラック1台、ハイエース2台という大所帯で拝殿から音楽堂のステージに搬入。 

富山県高岡市に拠点を置く雅楽団体「洋遊会」が祝賀の曲「萬歳楽」を演奏したのに続き、「焱太鼓」がこの日のために作曲した鼉太鼓のための創作曲「雲龍」ほか2曲を披露。満席の客席では生まれて初めて生の雅楽の演奏を観たという観客も多く、あちこちから感動のため息が聞こえてきました。

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私自身も年の瀬にこのような嬉しい舞台にふれ、重厚な響きの鼉太鼓の音色にひたりながら、この太鼓を奉納した当時のことや、相変わらず慌ただしかったこの一年を振り返り、感慨深いものがありました。

 いよいよ残り少なくなった令和最初の年末、悔いのないよう、ラストスパートで頑張りたいものです。



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2019年12月 1日

まもなく師走。今年も良材を入手しました!

 

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 11月もいよいよ末になり、寒波の襲来を間近に感じるようになりました。毎年この季節は各地で原木市が開かれ、良材を手に入れるため東奔西走するのが恒例。今年も質の良い材木を確保することができ、4〜5年先に太鼓として日の目を見ることを思うと、一本ずつがとてもいとおしく見える今日このごろです。

  

 

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 そんな中、18日に八潮太鼓25年公演が行われました、橋口さんのお父さんからのお付き合いで立派に成長したお姿を彼方からご覧になり、さぞ喜んでいらっしゃる事でしょう、22日は長くおつきあいいただいている舞踏家の麿赤兒さんの公演を拝見。昨年「第一回種田山頭火賞」を受賞されたことにちなみ、「漂白の詩人」とよばれた山頭火の生き様をモチーフにして舞踏劇に仕立てた舞台は、全10シーン。非日常の妖しい世界に、ふっと我を忘れたひと時でした。 

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 翌23日は、レナード衛藤さんがドイツからの撮影隊と一緒にご来社。終日にわたって太鼓づくりの様子を撮影され、そのこだわりの深さに感心。またレオさんの「失うものあれば、得るものあり」という言葉も重く受けとめ、独自の演奏スタイルを築き上げたレオさんの姿にあらためて逞しさを感じた次第です。

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 さらに翌24日は、愛知県西尾市で「山田純平×熱響打楽」のコンサート。今もっとも人気と勢いのあるチームの一つで、1800の観客席が満席。前回にも増して進化した舞台にあらためて拍手を贈ります。お疲れ様でした。

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2019年11月18日

太鼓の音に鼓舞されて

 

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 11月に入り、2日に東京の豊洲シビックセンターホールで佐藤健作さんの「ちはやぶる」、4日に新潟県糸魚川市で親不知太鼓・子不知太鼓公演に小田陽介さんをゲストに迎えた「太鼓フェスティバルin青海」、9・10日には伊勢神宮おかげ横丁で「日本太鼓祭2019」、10日に群馬県藤岡市で「第18回太鼓エモーション」、今日16日は岐阜県中津川市で加藤拓三さんの「加藤拓三和太鼓コンサート19' 祝令和元年& 常盤座公演10周年記念」と、太鼓のイベントが各地で相次いで行われています。また多くの国民が熱狂したラグビー・ワールドカップと、新天皇ご即位を祝して9日に皇居前広場で開催された「国民祭典」でも太鼓が登場し、太鼓文化の隆盛を願う身としては嬉しい限りです。ことにテレビで観覧した国民祭典で「鬼太鼓座」が演奏したシーンでは、1970年代の鬼太鼓座創生期に我が社でつくった3尺8寸の太鼓の革面に描いた「鬼」の文字が大写しになり、ケヤキの原木探しの時期をふくめると55年にわたる時の積み重ねに、あれこれと懐かしい思い出がよみがえりました。

1118.2019.a30.jpg  加藤拓三と二人の息子さんたち

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 よく「太鼓の音は人の心を鼓舞する」と言われますが、本当にその通り。現地で多くのコンサートの生音を聴き、テレビで流れる汗を目にする時、思わず私も胸が高鳴ります。そして多くの太鼓シーンに我が社の太鼓が使われていることを見ると、誇り高い思いでいっぱいです。

 

 

 

 

 

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2019年10月23日

台風19号で被災された皆さまの一日も早い復旧を祈ります

 

 11日に日本本土に上陸した台風19号により被災された皆さんには、心よりお見舞いを申し上げます。

 

 台風が長野県一帯で大暴れして千曲川の堤防が決壊した12日から13日にかけて、私も太鼓の納品のために上田市に向かっていましたが、なんとか洪水を回避することができ、途中で惨状を目にしながら帰社することができました。現地には今も大きな爪痕が残っている様子、どうか一日も早く復旧が叶うよう祈るばかりです。 

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 その週末、高知県春野町で、土佐和太鼓文化研究所「一響館」の第14回和太鼓コンクール。今年は青少年の部に9団体、一般の部に9団体、そして今回から新しく加わった作曲・独奏の部に9人が出場。中でも独奏の部で小学3年生の女子が演奏した締太鼓の演奏は素晴らしく、左右均等なバチさばきと、強弱・緩急の自在な演奏でした。

   青少年の部のあじさい太鼓春駒B『龍』の演奏は、心ひとつにし、音の風景を見事に演奏し、その中に太鼓演奏のもっとも重要な要素である緊張感が見事に表現され、感心するばかり。この緊張感が聴く者の胸を揺さぶり、感動の境地に誘う原点であることに、あらためて思い至った次第です。

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 これも14年間の蓄積と、コンクールを振り返れば、一響館の主宰者である明神宏和先生がこのコンクールを立ち上げたのは78歳の時。今92歳になられ、ますますお元気な先生は、もともと絵を描き、バイオリンを演奏する芸術家であり、小学校の教頭を辞された後は生涯学習の先駆者として活動された偉大な人物。そうした先生と共にこのコンサートに関われたことは私の大きな誇りであり、喜びです。私も今年72歳になり、正直「そろそろか」と考え始めたところですが、先生を見ていて、私などまだまだ「ひよっこ」だと思い直し、もう少し頑張ってみようと元気をもらいました。先生、コンクールお疲れ様でした。そしてありがとうございました。これからもご指導を、どうぞよろしくお願いいたします。

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2019年10月16日

円応教の山車納品、かかわった皆さんすべてに感謝

 この春から製作に着手していた兵庫県円応教の山車がようやく完成し、予定通りに10月1日納品。5日・6日の円応祭で無事に曳き回しを終えました。棟梁として槌をふるった職人の世戸洋一さんにとって、本格的な山車の製作は平成24年の熊谷市荒川区のうちわ祭り山車、今年7月に納品した北海道江差町の姥神大神宮例大祭の山車と、いずれも大規模な山車に続く3台目。今回の最大の難所は銅板葺・入母屋造りの大屋根で、本人の弁によれば「夜も眠れないほど」悩んで取り組んだ大仕事。しかし流した汗に比例するほど立派な仕上がりで、私も責任者として安堵。この技術がしっかり後継者に継承されていくことを願うばかりです。というのも、まもなくの11月、世戸さんは無事に29年勤続の責務を果たし、定年を迎えます。長い間木工の現場長として腕をふるい、数々の太鼓台、山車・屋台の製作、その他木工に関わるさまざまな作業にあたっていただき、まことにお疲れさまでした。

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 尚、今回の山車製作にあたり日になり影になり力添えして頂いた三重県の長谷川先生やご家族をはじめ皆様にこの場を借りて感謝と御礼を申し上げます。

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