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2021年1月22日

74歳になりました。

 

 1月21日、私の74歳の誕生日。長く悪天候がつづいた空が今朝は幸運にも雲が晴れ、輝くばかりの日の出を仰ぎながら、これまで73年間、大過なく無事に過ごせたことを感謝した早朝でした。

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 たまたま昨日目にした日経ビジネスにユニクロ社長柳井正氏の記事が載っており、25歳の時に親から実印を渡され、会社継承の決意を新たにしたとのこと。私も同じく25歳で父から実印と通帳(マイナスの)を受け取り、当時、皮を扱う仕事といえばまだ同和問題がついて回った時代、社会の偏見を跳ね返そうと、今日までただひたすら走り続けてきた54年。その過程で「太鼓の里構想」を打ち立て、世界に浅野太鼓の存在を知って貰う、浅野太鼓にくれば太鼓に関することはすべてわかる施設づくりをはじめ、どのような注文にも対応するための設備投資、本張り用革圧縮機、全自動バチ加工機、レオさんと始めた担ぎ桶の胴作りの自動化はじめ、短納期で大量の製品を納品する乾燥機等、何処の同業社にもない4次元の中堀化工機の諸設備、在庫備蓄と管理態勢づくりなど、将来を見据えた経営戦略に心を砕いてきました。そうして昨年、万全の態勢で浅野太鼓を次の世代にバトンタッチしたもののコロナ禍の中 
現実はあれやこれやと頭の痛いこと、、、、、、、、

 まあ、ともかく今日は私の誕生日を知る人が朝から次々に訪ねてくれ(中には三重県からも)、お祝いの言葉やお品をいただいたことが何よりも嬉しい一日となりました。皆さん、ありがとうございました。

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2021年1月 8日

『無』の気持ちで

 あけましておめでとうございます。

 旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。そして今年こそ良い一年となりますよう、心から願うばかりです。

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 私事ですが、毎年、年頭に、一年を貫く言葉を掲げています。今年の言葉は「無」。一年365日、心穏やかならざる出来事は日々絶えることはありませんが、それでも事に当たるについて、自身に偽ることなく、忖度なく、つねにまっすぐな無の気持ちでこの一年を過ごしたいものです。

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2020年12月23日

令和2年、師走にあたり

 

 今年も残すところあと1週間。令和2年最後のプログです。

 この一年を振り返ってみると、年頭は良い一年になることを願って神前に手を合わせたのもつかのま、2月には新型コロナ上陸の報に騒然。しかし、まもなく治まるだろうと楽観しながらも3月、4月、5月と感染は拡大する一方。そしていつのまにか酷暑の夏も終わって9月、10月になろうと、いっこうにおさまる気配なく、この師走にはまさにこれまでにない感染拡大の新記録更新中。この一年、コロナ禍によってどれほど多くの人が打撃を受け、公演やイベントは軒並み中止となり、経済活動は不振、さまざまな場面で暗いニュースが語られ、新年に向かう気持ちもつい不安になりがちな今日このごろです。

 しかし、人として、生きるよりどころとして、「希望」をもつことはとても大切です。言い古された言葉ですが、「明けない夜はない」のです。いつかきっと治まると念じつつ、明るく前向きで豊かな気持ちをもって、来年こそは良い一年となるよう祈るばかりです。

 皆さんも、どうか顔を上げて、良い年末年始をお過ごしください。

 今年一年、どうもありがとうございました。新年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

 

下記の写真は京都大徳寺へ太鼓の下見に行った折り、撮影したものです。

ご丁寧にご案内頂き、ありがとうございました。

 

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2020年12月16日

「ただ者でない」太鼓打ち

 先週末、伊勢神宮内宮周辺で第18回「神恩感謝日本太鼓祭」が開催されました。12日は神宮の神楽殿において奉納演奏、13日はおなじみ五十鈴川河川敷の特設舞台において、石川県の「御陣乗太鼓」を含めて5団体が演奏。コロナ禍の中での開催について、事務局としては万全の感染予防対策を尽くした上での実施でしたが、いかなる状況になろうとも一つのイベントを継続することの難しさを場で感じた二日間でした。

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 こうした中、出演団体も久し振りの舞台に全身のエネルギーをぶつけているようでしたが、ことに大分の「豊の国ゆふいん源流太鼓」の長谷川義さんの「気」を発する姿は目を奪うばかり。1985年に初めて長谷川さんの舞台を見て以来、一瞬も手抜きすることなくバチを振るう所作に「ただ者でない」個性と、打ち姿の向こうにある、生きざまのすさまじさを感じ、現在まで源流太鼓の芯柱として輝き続ける姿に、尊敬の念が深まるばかり。40数年のおつきあいの中では、いろいろと行き違いもあったりしましたが、今は素直に長谷川さんの偉大さを心から称賛できます。どうかこれからもその個性のままに太鼓とともに生きていってほしいものです。

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2020年12月 3日

盛況のうちにWTCを終了

 今日からいよいよ12月(師走)

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 地元白山市にある白山比咩神社へ、今年最後の月参りに一年間の無事祈願成就のお礼参りに行って来ました。

  今年も残すところあと1ケ月となりました。私の人生の中で、今年はとりわけ思うことの多い年でしたが、そんなことも何もかも飲み込んで、2020年の最後の1ケ月の一日一日を大切に送ろうと思います。

 さて、微力ながら顧問としてかかわらせていただいた「WTC」(世界太鼓カンファレンス)を、去る21日から23日までリモートで開催しました。コロナがなければ世界中から太鼓を愛する人々が集まり、コンサートやワークショツプ、シンポジウムなど多彩な企画を実施する予定でしたが、リモートとはいえ思いがけないほど世界中からビデオ投稿やYouTubeで演奏が寄せられ、それはそれでなかなか盛況なカンファレンスとなりました。中には「こんな太鼓アリ?」と首をかしげるような映像や、「もっとこうした方が良いのでは?」とアドバイスをしたくなる太鼓もあり、表現の多様さにあらためて驚かされた場面もありました。

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 しかしながら、コロナの感染拡大によって、人と人とのコミュニケーションのあり方をはじめ、個々人の表現手法や、価値観の変化など、コロナ以前の社会から明らかに変化している社会情勢を肌で感じる良い機会でもありました。さらにこれからどんな社会になっていくのか、予想もつきませんが、この機会に世界中の太鼓を愛する人々が一つになって、共通の太鼓のセオリーを共有し得る可能性もあるのではないでしょうか。表革から裏革に打ち抜くような太鼓本来の打法、小手先でなく人の心をゾクゾクさせるような太鼓を打つ行為を、世界中の人に体感していただきたい。そのためにはどうしたらいいか、ぜひ模索したいところです。

 何はともあれ、一年以上の時間をかけて準備に力を尽くしたスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!

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2020年11月12日

秋の日は釣瓶落とし

 

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 11月に入り、日に日に冷え込みがきつくなってきた今日このごろ、コロナ禍にあってもあちこちでいろんな行事・催しが復活しつつあるようです。

 2日深夜から3日未明にかけて、新潟県長岡市の寳徳山稲荷神社で、恒例の秋季大祭「神幸祭」。県内外から訪れた熱心な信徒が見守る中、広大な境内に灯された数万本の蝋燭から夜空に立ち上る炎の渦は、まさに光り輝く龍のごとし。その勢いに見入りながら、今年一年無事に過ごせたことの幸いを深く感謝した一夜でした。

  その週の半ば、「TAO」代表の藤高郁夫社長と会食。今では海外にもその名を轟かせているTAOの今後のあるべき姿をとうとうと語る姿は、頼もしい限り。ますますの発展を祈ります。

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 翌7日は神戸で「和太鼓松村組」の25周年コンサートのスタート。太鼓にマリンバとケーナを加えた演奏形態は、リズム・メロディー・打撃音が心地よくマッチングし、見事に松村さんならではの「型」を創り上げたことを実感させられました。その強みを活かし、どうかこれからもご活躍を。 

  

 翌8日、「TAO」結成以来にして、初めての白山市公演。三日前に語った藤高さんの言葉を思い出しながら、若いメンバーがはちきれんばかりのエネルギーを発散するステージを堪能したひと時でした。

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 さらに翌日、埼玉県秩父市で「秩父屋台囃子」の伝承に大きく貢献した高橋利雄さんの告別式に。高橋さんとは1990年からのおつきあい。教師として教鞭をとりながら秩父の太鼓を育て、屋台囃子の教則本のほかにも著著を残されました。立派な体格が印象的な人でしたが、病に屈し、まことに残念。先日他界された北海太鼓の近藤さんもそうでしたが、こうして太鼓の一時代を創ってきた人が、一人、また一人と遠くへ行ってしまうことに一抹の寂しさを感じた埼玉の夕暮れでした。

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2020年11月 2日

11月1日朝、清々しい来客

 昨日午前7時30分太鼓ソロ奏者の加藤拓三さんが来社。きけばお住まいの岐阜県伊那市を午前4時に出発。「感謝の太鼓」を打つために一路ここ白山市に向かったとのこと。

 

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 驚く私に話す時間ももどかしげに、太鼓に向かったのは加藤さんとまだ幼い二人のご子息。一心にバチを振るう姿はただただ美しく、それよりも何よりも、「気持ちを伝えたい」というただ一つの思いだけで4時間かけてここまで来てくれた加藤さんの純粋な心に深く胸を打たれました。そしてその傍らで三人を見守る母上が、このまっすぐな青年を育てたのだと思うと、母上への尊敬もひとしお。

 

 コロナ禍もあり、何かと気分が沈みがちなこのごろ、久し振りに清々しい気分に満ちた朝でした。加藤さん、こちらこそ感謝です!

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2020年10月29日

各地で始動の気配、太鼓関連のイベント

 まもなく10月も終わりますが、今月後半あたりから各地でぼちぼち太鼓などの演奏会が実施され始めました。

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 18日には愛知県の「光企画」が刈谷市で「君想う」と題したコンサート。新型コロナウイルス感染予防に配慮した環境で、久し振りの舞台は太鼓と笛の魅力がギュッと凝縮した密度の高い演奏で、以前よりも風格が増した印象でした。感染者も出さず、無事終了して私もほっと安心。

 

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 その週の23日は、私ごとで恐縮ですが、金沢市の県立錦ヶ丘中学校で「未来につなぐ石川の技」をテーマにした講演会で講師を。ほかの四つの業種で活躍しておられる県内の事業所の皆さんとともに、約1時間の講演で、太鼓の歴史や未来への展望などをお話させていただきましたが、生徒の皆さんの意識の高さにびっくり。講演後の質疑応答ではたくさんの質問が寄せられ、たじたじとしたほどですが、こうしてきちんと人の話を聞く姿勢は、むしろ大人が学ぶべき点。講師を務めた私の方がいろいろと勉強させられ、良い機会をいただいたことに感謝した一日でした。

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 翌24日は金沢市の市民芸術村で「現代散楽」と題したパフォーマンス。古典楽器や語りで幻の芸能「散楽」と「泉鏡花」の幻想的世界を表現したイベントで、元鼓童メンバーの坂本雅幸さんが太鼓で出演。相変わらずのキレのいい打ち込みを見せてくれましたが、目を見張ったのは昇り龍を描いた高蒔絵で加飾された桶胴太鼓。琵琶奏者の田代旭美さんの下絵で, 高蒔絵師 松田祥幹さま製作によるものとのことで、プラチナの輝きをまとった龍からは、今にも龍の鳴き声が聞こえそうな迫力。打ち手の坂本さんもどこか高貴なたたずまいに感じられ、やはり優れた楽器は奏者の姿までも押し上げるものかと納得。ここでも教えられること多く、目の保養もさせていただいた公演でした。

 そしていよいよ25日。当財団で企画した「今だから太鼓!」の本番!春からほとんどの活動を自粛していた地元4団体に日本舞踊の藤間信乃輔さんを特別ゲストにお迎えし、久し振りの舞台。「こんな時だから、今だからこそ、太鼓で元気を!」という趣旨で名づけたコンサートは、事務局が驚くほどのチケットの売れ行き。1200席の会場の5割の収容ながら、本番の数日前にはまさかの完売。この日を待っていてくださった太鼓ファンの皆さんに心からの感謝。また出演者の皆さんも、川北町の「手取亢龍若鮎組」の素晴らしい統一感を見せてくれた熱演、「和太鼓サスケ」の稽古を重ねた打ち込み、そして藤間さんの堂々した気迫の舞姿など、どのシーンも感慨深く、皆さんの太鼓に対する思い入れをあらためて感じた一幕一幕でした。

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 このコロナ不安の中、こうした舞台を実現できたのは、ひとえに白山市の後押しがあってこそ。企画段階から助言をいただき、本番の日は休日を返上して会場でお手伝いをくださった文化振興課の皆さん、本当にありがとうございました。 皆さんの熱意によって私も新たな元気をいただきました。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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2020年10月 8日

それぞれの未来に希望を願う

  仲秋の名月に始まった10月。ずしりと重い二つの便りが届きました。

 一通は長野県在住の打ち手から。今から約30年前に日本の太鼓に心酔し、米国から日本に移住して第3期の鬼太鼓座に入座、やがて帰化して自身のチームを旗上げしたものの、まもなく病を得て今は活動休止を余儀なくされているとのこと。彼の体調のことは18年ほど前に耳にしてはいましたが、その後も舞台で元気な姿を見せていたので、快復したのだとばかり思っていました。しかし病は着実に進行していた様子。私には一日も早い快復を祈ることしかできませんが、どうか希望を失わず、必ずまた舞台に立てる日を目ざして療養に専念して欲しいと願うのみ。祈りが天に通じることを願います。

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 もう一通は、おおよそ40年にわたって「鼓童」の舞台制作を担ってきた(株)北前船の代表取締役を、青木孝夫さんから洲﨑拓郎さんにバトンを託したというお知らせ。青木さんは1978年に、鼓童の前身である「佐渡の国鬼太鼓座」に入座。81年に鼓童が創立されてからは「ハンチョウ」こと河内敏夫さんと共に鼓童の運営に携わってきましたが、87年の1月にハンチョウが急逝して以来、演奏家集団としての土台がまったく固まっていなかった鼓童を牽引。経済的にも興行的にも舞台づくりにも苦労に苦労を重ねて今日の鼓童に育て上げた、いわば「鼓童の父親」的な存在。現在、鼓童が世界の太鼓文化の頂点に立つ礎を築いたのはまさに青木さんの功績で、青木さんがいなければ今の鼓童はなかったと、私は断言できます。その青木さんが10月1日付けで社長の座を辞して会長に就任。洲﨑さんが今後の舵取りを担うわけですが、この難しい世界情勢の中、青木さんの不屈の闘志を引き継ぎながらも、洲﨑さんの若い発想で、どうか鼓童を、より優れた太鼓芸能集団として進化させていってください。どうぞよろしくお願いいたします。そして青木さん、長い間、本当に本当に、お疲れ様でした。

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2020年9月24日

コロナ禍を逆手に

 コロナ禍によりホール等の収容率を50%に制限する措置がとられていましたが、映画・演劇、バレエ、クラシック音楽のコンサートなど観客が大声を出さないイベントに限り、19日から収容率が100%に引き上げられました。それにともない太鼓の公演も少しずつ再開されていくことが予想され、現に、規模の小さなライブがポツポツと各地で行われ始めたとの情報も入ってきています。

0924.2020.a1.jpgそこで望むことは、およそ7ケ月間の活動自粛の期間に打ち手の皆さんが胸の奥に留めてきた思いをどうか舞台の上に表現していただきたいということ。この自粛が決して無駄な期間でなく、新たな表現の根源となって、これまでとは異なる、さらにレベルアップした舞台を見せていただけるよう、一日も早く以前のように全国のコンサートにお邪魔できることを楽しみにしています。

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