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2017年7月27日

毎夏恒例のイベント、好評をいただきながら終了

 

 梅雨明け前というのに連日の酷暑、皆さまどうか体調管理にご注意ください。また九州や秋田の皆さまには記録的豪雨で大きな被害に見舞われたこと、心からお見舞い申し上げます。どうか一日も早い原状復帰を祈るばかりです。

  さて、7月9日、大津琵琶湖ホールで「秀明太鼓 地球自然の詩」コンサート。藤舎名生師の作曲・総合監督のもと、4尺大太鼓4台、5尺5寸大平大太鼓1台、中太鼓18台というフル編成が奏でる荘厳な音。数百年の樹齢から醸し出される音霊と打ち手たちの心の叫と自然との対話が聞こえたような気がした舞台で、納得して帰路に着きました。皆様お疲れさまでした。

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 翌週の7月16日、毎夏おなじみの「白山国際太鼓エクスタジア2017」を終了しました。1993年のスタートから24回目。今回はまったく異なる内容の昼・夜2回公演。昼の部では、青森、岐阜、長野、東京、徳島、兵庫、そして石川県と、それぞれに地域の香りを加味した個性豊かな太鼓演奏を繰り広げ、「太鼓もここまできたか」と感無量のステージ。

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一方、夜の部では林英哲、山下洋輔、坂田明のエキスパート3人が、それぞれに太鼓域、ピアノ域、サックス域で熟練した者だけが奏でる見事な音づくりのコラボレーション。まさに神業に達したような至高の舞台を見せてくれました。両舞台にご出演の皆さま、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。またアンケートでさまざまなご感想やご意見をくださった観客の皆さまにも、心より御礼を申し上げます。

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 明けて17日は、林英哲杯太鼓楽曲創作コンクール本選の2回目。今回は一次審査に48作品の応募があり、第1回より総数は減少したものの、作品内容が全体に大きくレベルアップ。本選には16の独奏・団体が出場し、オリジナリティの高い楽曲を披露。また個々の楽曲に対する英哲さんの講評もさすがの着眼点で、客席の皆さんにも大いに参考になったことと思います。第3回目へもたくさんの作品応募をお待ちしています。

 一日おいて19日は、東京で「TAO」のコンサートでした。

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>練り上げたエンターテインメント要素いっぱいの舞台は、まるで演劇を見ているような感覚。自分のイメージ通りの舞台を仕上げた代表の藤高郁夫さんに、あらためて敬服の念。発想力、創造力、実行力、指導力など、トップに立つ人が持つべき力をすべて備えた藤高さんの手腕に、同じ経営者の立場として大いに刺激を受けた公演でした。

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2017年7月 3日

茅の輪くぐりで今夏の息災を祈願

 栃木県那須塩原で「大田原与一太鼓」の顧問を務めてきた早川敬二さんが体調を崩したと耳にし、先月の24日にお見舞いに。早川さんといえば、忘れられないエピソードが一つ。わが財団法人浅野太鼓文化研究所と東京新聞が共催で2003年から11年間にわたって開催してきた「東京国際和太鼓コンテスト」で、まさに11年の間、毎年欠かさず大田原市の銘菓「縄文最中」をダンボール箱いっぱいに送ってくれた人です。初めのうちは単なる差し入れの一つという認識でしたが、年を経るごとに、いつしか「三の鼓」をかたどった最中を待ちわびるようになり、それに応えるように開会式の日に楽屋に届く縄文最中のふくよかな甘味は、今も忘れられません。あらためて、感謝です。今回、4年ぶりにお会いした早川さんは、病によってやつれ気味とはいえ、太鼓に対する情熱は以前のまま。同じ時代を共に走った同志として、どうか一日も早く回復されるよう祈りながら再会を約束して那須を後にしました。

 翌25日は、日本太鼓財団の全国講習会。一昨年から講師を請われてふつつかながら務めているのですが、実はいろんな面で私の方が勉強させられることばかり。今回の会場は福島県郡山市の片平公民館で、およそ80人の受講生が熱心に私の講義を聴講してくれました。また財団においても全国各地でこうした講習会を開催し、太鼓の底辺拡大に尽力くださることは実に有り難いこと。関係各位の皆さん、ありがとうございました。

 27日、今度は高知で「土佐一響館太鼓研究所」を主宰されている明神和宏先生の卒寿のお祝いへ。毎年高知市で開催している太鼓コンクールの明年の打ち合わせなどしながら、先生が力を尽くしておられる生涯学習の大切さを痛感。先生を見習い、年齢を重ねても積極的に自分の足で前に進むことを誓ったひと時でした。

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 その足で向かったのは松山市で開催された「TAO」の新作公演。「ドラムロック疾風」のタイトル通り、バチのヘッドのスピード、タイミングの良さに、よく稽古を重ねたことを実感。全員の呼吸の合ったハーモニーや大太鼓、大桶,中太鼓を駆使した視覚的効果などにも目を奪われ、感心しながら帰途に就いた旅でした。

  さて、月あらたまり7月1日。地元、白山比咩神社のお一日参りへ。夏越しの厄除けの茅の輪くぐりで、この夏の息災を祈願。爽やかな空気の中、16日開催の「白山国際太鼓エクスタジア」、17日の「二回林英哲杯太鼓楽曲創作コンクール」の成功も合わせてお願いした早朝の参拝でした。

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