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2011年8月23日

お盆を終えて、今週末は東京国際和太鼓コンテスト!

大阪の人
<大阪の人>
 お客様にはご不便をおかけしましたが、13日から16日までお盆休みをさせていただきました。今年は東北の大震災で亡くなった人の親族が身近にいることもあり、いつもとは違って思うことの多いお盆でした。
 さて、そのお盆の間、まとまった休みを利用して遠方から来社されたお客様も多く、有難いことです。最近の傾向として、一木ものの本物の音づくりを追究される皆さんが増えてきたのは嬉しいことです。我が社もそうしたご期待に応えられるよう、これからも精いっぱい精進してまいります。
長崎
<長崎>

 盆明けには埼玉県熊谷市から山車検品のご一行、鼓童の「アース・セレブレーション」の帰途に立ち寄ってくださった長崎県小浜のご一行など、賑やかなご訪問をいただき、その「アース」も新潟県の直江津港と佐渡の小木港を結ぶフェリーが満員になるほどの盛況だったというニュースや、福井県越前町の「OTAIKO響」の活況ぶりも耳に入り、何かと心弾む日々でした。
 一方、米国カリフォルニア州のスタンフォード大学で18日から21日まで開催された「北米太鼓コンフェレンス」も盛況と、派遣した二人の社員からの報告。前向きな気持ちで今週末は東京・青山劇場での「TAIKO JAPAN 2011」に臨みます。お近くにお越しの時は、ぜひ会場をのぞいてみてください。お待ちしています。
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2011年8月 9日

南国の男たちは熱い!

 先月23日、全九州太鼓連合会のお招きを受けて、大分県で開催された「第2回全九州和太鼓講習会inゆふいん」で講演会の講師を務めさせていただきました。そして昨日、講演会に参加してくださった皆さんの感想をまとめたものが事務局から送られ、「こわいもの見たさ」でひととおり目を通させていただきました。近年、どうしたわけか私のような浅学の者にも講演依頼をいただくことが多く、これも太鼓文化普及の一つと考えてできるだけ足を運んでいるのですが、もとより話術に自信のあるはずもなく、たいていは冷や汗を流しながら帰途につくパターン。大分も例に漏れず、思い出すのも赤面するような出来栄えでしたが、九州の皆さんのなんとやさしいこと。幸いお叱りの言葉もなく、ほっと胸をなでおろしています。

 それにつけても、講演会が終わった後に大太鼓講師の山部泰嗣さんが案内してくれた「湯布院蕎麦農園」の見事だったこと。長谷川さんといえば「ゆふいん源流太鼓」の代表で、一見して「コワモテ」、その実はシャイでストレートで「有言実行」の男。蕎麦農園はその長谷川さんが自分で山地を開拓して整備を進めている農地で、長谷川さんの本業である製麺用の蕎麦を有機農法で栽培するとのこと。近ごろは連日トラクターに乗って山と格闘しているようで、還暦を過ぎてもなお半端でない仕事ぶりに敬意を表するばかりです。あの農園から収穫されるソバを味わう日が楽しみです。
湯布院蕎麦農園
 その後四国の松山に向かい、社員と合流して太鼓の納品。ケヤキの大径木が出るのを待って製作した3尺3寸の大平太鼓。発注してくれたのはかつて鼓童に在籍し、本物の音づくりの大切さがよくわかっている若い打ち手三谷真治さん。木霊が宿る太鼓とともに、ケヤキのように四国に根を張って活躍されるよう、どうか頑張ってください。
松山
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2011年8月 7日

東北の祭りに元気をいただく

 暑中お見舞い申し上げます。

110806.jpg  まさに夏真っ盛りといった暑さが続くこの週末、金曜日に東京で内藤哲郎くんの『どんがら』公演に招かれたその足で、岩手県の北上市まで足を伸ばしました。今年で50回目を迎えた「みちのく芸能祭り」。鬼剣舞や七つ舞、鹿踊、神楽などの民俗芸能が100を超える団体によって演じられるこの祭り、どうしてこの地に特色ある多くの芸能が育ったのか、前から大変興味があったからです。

 代わる代わるいろんな団体が登場する野外広場での鬼剣舞、「岩崎流佐渡剣舞」の踊り手の中に、鼓童の藤本吉利さんを発見。さらにオーストラリアの「TAIKO'Z」のメンバー3人に、京都の平さんほか3人の皆さんもおられ、東北での思いがけない再会。皆さん、さすがに舞台の場数を踏んでいるだけあってひときわ鮮やかな身のこなしで、とくに藤本さんは「打ち、囃し、踊ることが本当に好きな人なんだなあ」との思いをあらためて強くしました。

 夕方からはさくらホールで、鬼剣舞の全19演目を見られる1年に1度の機会である「鬼剣舞全演目公演」。3時間以上にわたり、地元各地の鬼剣舞を堪能しました。
110806_2.jpg 110806_3.jpg

110807.jpg  翌7日の帰路は、仙台で途中下車して七夕祭りを見物。確かに笹飾りは豪華ですが囃子も踊りもない祭りに少々物足りなさを感じながらも、洪水のように流れる人波に圧倒されるばかり。震災で大きな打撃を受けたにもかかわらず、北上でも仙台でも祭りを盛り上げる地元の人々のパワーに復興のきざしを感じた東北への旅でした。
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