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2018年8月16日

高校生の完璧なダンスに脅威

 

 11日から始まった我が社の盆休みも今日が最終日。今年は例年より長い休みで、何をして過ごしたものかと初めの方こそ途方に暮れたものの、過ぎてみれば「あっという間」の6日間。皆さんもお墓参りや久し振りの帰省など、日本列島くまなく猛暑にもめげず、さまざまな過ごし方をされたことと思います。

 そうした中でも、各地で盛んに太鼓コンサート。大阪で「和太鼓雅」の25周年記念コンサート、長野県松本市で松本城太鼓まつり、静岡県御殿場市で富士山太鼓祭り、都内で「東京打撃団」、同じく静岡県浜松市で秀明太鼓のコンサート、長野県の高校文化祭では石川県の「輪島和太鼓・虎之介」が最優秀賞、三重県津市で服部博之さんのコンサート、同じく三重県菰野町でアート・リーさんのコンサートと、活発な様子は嬉しい限り。その一方で、もう一つ目を見張るのは、高校生による見事なダンス。14日に開催された第6回全国高等学校ダンス部選手権では大阪府立登美丘高校が昨年に続いて2連覇を果たしたそうで、今やダンスを取り巻く熱い空気は、かつての太鼓文化の黎明期に匹敵するほど。その勢いにいささか脅威を感じつつ、あらためて太鼓文化のありようを考えさせられた盆休みでもありました。

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 では明日からの盆明け営業で、またよろしくお願いいたします。

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2018年8月 8日

ASANO TAIKO U.S.Inc 設立から5周年

 アメリカ国籍の日系女性と結婚した長男から「アメリカで商売をしたい」と切り出された6年前。驚きとともにいろんな思いが交錯した一瞬。現地の様子もわからず、また米国の太鼓コミュニティにどう溶け込んでいくのか、不安は数知れずあったものの、とにかくカリアォルニア州トーランス市にASANO TAIKO U.S.Incを設立して5年。先月28,29,30日に設立5周年を行い、なんとか現地の皆さんやスタッフの皆さんに支えられながら、前向きに商いと向き合っている状況を目にして、とりあえず安心して帰ってきました。とはいえ、まだまだ不安はあるけれど、周年行事のワークショップや公演、講演等には、アメリカ東部や遠くアルゼンチンからも駆けつけてくれた熱心な太鼓ファンもいて、アメリカ独自の太鼓文化が少しずつ形になりつつあることも実感しました。

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 トーランスは、ロスアンゼルスから車で15分ほどの距離。近くに行かれたらぜひお立ち寄りくださり、息子にお声でもかけていただければ幸いです。

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2018年8月 4日

25回目、反省のエクスタジア

 ここ石川も33度を越す猛暑が10日以上も続いた7月。熊谷市は41度を越した日もあり、ただお見舞い申し上げるばかりです。

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 その猛暑の中、22日に太鼓コンサート「白山国際太鼓エクスタジア2018〜明日へ〜」を開催。今年はエクスタジア第25回目となる記念公演であり、会場の松任総合文化会館のリニューアルこけら落とし公演というお役目もいただき、例年にも増して吟味を懲らした内容と自負しています。そうした実行委員会の思いを受け止めてくださり、出演の皆さまにはどのシーンも熱い演奏を繰り広げていただきました。ありがとうございます。あらためて御礼を申し上げます。

  しかしながら、反省点も一つ。観客のアンケート回答によれば、カメラマンのシャッター音と映像録画カメラの明かりが気になって、舞台に集中できなかったとのお叱りあり。お客様からすればごもっともの苦情にて、25年目にしてこの未熟さ。大いに反省して次回に活かしたく思っていますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。

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2018年7月10日

豪雨に負けず、復興を祈ります

  ここ数年、日本列島は毎年のようにどこかで大きな災害が発生し、今月は初旬から西日本一帯がかつてない豪雨に見舞われました。被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。我が社のお得意様も数軒の皆さまが被災され、復興には全面的に協力させていただくつもりでおりますので、どうかご遠慮なくお申し付けくださるようお願いいたします。

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 そうした悪天候のさなかの7日、福岡県の神宮司さまに4尺8寸大太鼓の納品に。施主さまのご要望によりとくに中彫りには知恵を絞った大太鼓で、我ながら丸みのある余韻に得心した仕上がりとなりました。

 太鼓の鎮座式には氏子の皆さまが勢揃いし、心のこもった入魂式を挙行。厳かな雰囲気の中、太鼓に新たな生命を吹き込んでくださいました。ありがとうございました。

  

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 多事多難の積み重ねによって形づくられる人生。その中でいかに生きるか、生き抜くか、あらためて感じさせられた西日本豪雨災害でした。

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2018年7月 3日

各地で相次いで30周年記念公演

 1988年から89年にかけて実施された「ふるさと創生事業」にともない、全国に次々と太鼓チームが結成されて30年。このところ各地で相次いで30周年記念公演が開催されています。

 まず6月28日は、静岡長泉町の「鮎壺太鼓」の30周年記念公演。地域に根ざしてコツコツと実績を積み上げられてきた努力に敬意。

 同じ日、千葉県成田市で成田市観光協会の第34回通常総会。成田市観光協会といえば、「成田太鼓祭」を主催して今年で30回。成田市の観光促進を目的にスタートし、今では日本一の太鼓イベントとして毎年数十万人の観客を動員する太鼓祭に成長。微力ながら、そのお手伝いに協力したとして、総会の席で、なんと表彰状を銚子はね太鼓会長宮崎義政さん、越川昭一さんと共にいただくことになり、身に余る光栄に身の引き締まる思い。太鼓祭の仕掛け人である観光協会副会長の木下善貴さんと、協会長の滝澤尚二さんに心からの感謝を捧げつつ、これからも引き続きの尽力を誓った次第。

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その足で29日は、東国三社の一つにも数えられている名社の誉れ高い鹿島神宮へ。折しも夏越しの大祓に茅の輪くぐりでこの夏の息災を祈願したひと時。

  30日は東京の草月ホールで「みやらび太鼓」川田公子さんの「川田公子太鼓の世界43回「鼓爛」月しろの鳴響(とよみ)」公演。さすがに43回の回を重ねた貫禄の舞台で、さらに見せ方に新境地を開かれた様子に感動。

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 そして月が変わり、7月1日。平成最後の年の半分が終わったと思うと感慨深く、同時に後半の新たなスタートとして恒例の白山比咩神社にお一日参り。早朝5時というのに、すでにたくさんの参拝客で、駐車場は満車状態。ことに近年は月初めのお祓いに駆けつける人が多く、これも世相かと納得しきり。 

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この日は越中福岡の「源多良太鼓」と、伊豆の「天城連峰太鼓」が30周年記念公演。ともに地域の青少年健全育成を目的に結成された団体で、これからも40周年、50周年に向かって健闘を祈念。

  以上、急ぎ足でご報告しましたが、こうして各地で太鼓イベントが活発に行われているのも、太鼓文化がしっかりと根づいてきたかと、嬉しい実感。暑い日が続いていますが、ますます元気を出してこれからも各地に太鼓を聴きに行きたいと考えています。どこかで見かけたら。ぜひお声をかけてくださいね。

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2018年6月16日

若い社員の研さんに、心からエールを

 北陸も数日前に梅雨入りした模様。とはいえ邪魔になるほどの雨もなく、比較的過ごしやすい今日このごろ。工場では若い社員4人が毎朝、カンナ研ぎの修業。カンナ研ぎは、木工にたずさわる者なら、基本中の基本。始業前のひと時、先輩に叱られながらも懸命に技術を習得しようと頑張っている姿を見るにつけ、こうした日々の研さんの積み重ねが、やがて大きな力になっていくことを確信し、頼もしく思いながら見守っている専務です。

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2018年6月 4日

心に残る5月のあれこれ

 水の無い月と書いて「水無月(みなづき)」。古くは「「田水之月(たみのつき)」または「水の月」といわれ、田んぼに水を注ぐ月という意味だそうです。その3日は日曜でしたが、社員全員がそろって我が社の創業409年式典を行い、ここまで、そしてこれからも太鼓づくり一筋の道を歩めることに深い感謝を捧げた一日でした。

 さて、5月は6日に長崎の「深江太鼓」の代表として永年奮闘されながら、惜しくも8年前に他界された岩永和昭さんのご子息の結婚式、8日に奈良の薬師寺で現在大改修のまっただ中にある東塔の「心柱式」の立ち会い、12日中津川の明治座で「藍」のコンサート、13日愛媛県西伊予市で「愛太鼓フェスタ」、19日都内有楽町で「TAO万華鏡」のコンサート、21日は高野山東京別院での「日本伝統職人技術文化会」総会、26日は熊谷市へお世話になった方の「葬儀」に参列、さらに31日は(公財)日本太鼓財団のチャリティコンサートと、多くの行事にお邪魔しました。ことに薬師寺の心柱式は500年に一度の希有な機会にして、そうした席にお招きいただき、本当に有り難いことでした。また日本太鼓財団のチャリティコンサートでは、石川県輪島の「御陣乗太鼓」が出演。その鬼気迫る演奏ぶりにあらためて打芸のすごさを見せつけられました。日頃から何かと交流のあるメンバーですが、鬼面をつけて一歩舞台に上がると、同時に気持ちも鬼となり夜叉となり、ひたすら太鼓に己をぶつけて無心に桴をふるう。まさに見る者の魂を揺さぶるとはこういうことかと、しばし見入ったひと時。そして最初の一打から「カーン」と強靱な高音を放った我が社製の太鼓。彼らのために渾身の力をこめて太鼓を作らせていただいたことに、今あらためて感謝の思いが募ったものでした。

 2018060407.jpg岩永ご夫妻

  2018060408.jpg薬師寺 東塔 心柱

 2018060409.jpg御陣乗太鼓面(たいころじいno31抜粋)     

 

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2018年5月 7日

時移りて ~No.2~

 世間はゴールデンウイークのまっただ中。日本列島はまさに民族大移動の様相。私も結婚式に招かれ、これから長崎に旅立つところですが、そのつれづれに太鼓の昔語りを少々。

 4月13日のブログで、1950年代ごろ我が家に出入りしていた太鼓打ちのことを書きましたが、やがて時移り1960年代。戦後経済は完全に立ち直り、世は「所得倍増」のかけ声のもと、さらなる経済成長に突進。同時に地域活性化策として空前の観光ブームが巻き起こり、ここ石川の加賀温泉郷にも連日大型バスの観光客。迎える各旅館では余興として太鼓を用意し、「加賀太鼓」を披露。1尺5寸の長胴と2尺5寸の長桶を組み合わせた加賀太鼓の人気はうなぎのぼりで、当時の花形の演し物であるストリップと人気を二分。北陸に伝わる打法を駆使し、さらに見せ方や口上も研究して宴席を盛り上げ、今に残る「三つ打ち」の原点を確立。テレビ局や有楽町の日劇に出演した際は、私も同行したことが懐かしい思い出です。

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 さらに時進み、強烈な思い出となっているのが、北海道の大場一刀さん。通常、太鼓セットは数個の太鼓をドラムセットのように半円状において打つのが、大場さんは横一列に7個並べ、バチを交差しながら順繰りに打っていく「渡り打ち打法」を考案。私にとっては、まさに驚異のその打ち方はたちまち北海道の人々を魅了し、「北海太鼓」として浸透。後に、北海自衛太鼓創立の基となった。太鼓とともに歌もプロ級の大場さんはキングレコードからLPレコードを出し、さらにテレビの「笑点」にもひんぱんにゲスト出演。ともかく、やることなすことが型破りの太鼓打ちでしたが、惜しくも 平成9年に他界。私には今も忘れがたい太鼓打ちの一人です。

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2018年4月22日

さまざまな形で未来に続け、太鼓、太鼓

 新年度がスタート。うららかな春のある日、ヒダノ修一さんの息子さんの一彩くんと、林田ひろゆきさんの息子さんの高橋ルークくんが、偶然、我が社で鉢合わせ。二人の親はともに「東京打撃団」の元メンバーで、現在は独立されてそれぞれの道でご活躍中。そして一彩くんとルークくんはともに20代の若手太鼓演奏家。 そのルークくんも出演した千葉県の「成田太鼓祭」は4月14・15日の二日間。今年は会場である成田山の開基1080年御開帳記念と成田国際空港開港40周年、さらに成田太鼓祭の第30回記念大会という、めでたさ3倍の祭りとなり、出演団体も過去に例を見ない豪華65チーム。成田山新勝寺境内での合同演奏「千願華太鼓」には悲願の1080人参加を達成しました。30年前、発端は成田市観光協会会長の木下善貴さんが成田市活性化の手段としてスタートしたイベントで、太鼓関連イベントの中でも顕著な成功例として挙げられるべき祭り。一つの太鼓のありようを示すイベントとして大きく成長したと言えるでしょう。涙を浮かべながら感謝の言葉を述べる木下さんや、中心となって奔走された千葉県太鼓連盟の宮崎さん、越川さんの姿を見るにつけ、私も微力ながらお手伝いできたことを心から嬉しく思いました。

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 さて、昨20日は、全社員参加で能登半島の「あさの山」の枝打ち作業を実施。2003年から植林事業を開始したケヤキ群はまだまだ幼い樹形ながら、100年、200年後には、きっと太鼓をつくれるほどに育ってくれることでしょう。そんな私の思いに手を貸して作業に励む社員のみんなに、あらためて「ご苦労さまでした!」。

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2018年4月13日

若者を迎えて、遠い日を振り返る

 

 4月に入り、いろんなことに「新」がつく時季。我が社にも「新」がつく社員が2人入社し、なんとなく社内全体の雰囲気が若返ったような感じがしています。自分にもこんな時代があったんだなあ、と、ふと昔を振り返ると、今から60年間、まだ小学生だった時分のことを思い出しました。

 

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 当時、我が家にはつねに太鼓打ちが出入りしていました。片山津、粟津、山代、山中、芦原など、温泉街でお座敷太鼓を打っていた人たち。中には「太鼓で家を建てた」という猛者もいて、すでに「太鼓打ち」というのが一つの職業として成り立っていたのです。そのお座敷太鼓の原点は、なんといっても大バイ、小バイの妙。とくに心に残っているのは、山下豆腐店のじいちゃんと、福井の玉村武さん、下村さんのじいちゃん(1970年代のおんでこ座の名曲と言われている三国幻想曲指導)、高山さん、大野市の山田さん、いずれも根っからのひょうきん者で、「太鼓ならなんでもござれ」の名人級。小バイの妙である、五分五分、七三、六四、すりバチ、いっそくバチ、押しバチ、ずりバチと、あらゆる打ち方がお手のもの。子供心にも「カッコいいなあ」と憧れたものでした。そんな巧みなバチ使いも今はほとんど途絶え、ただ一人継承しているのが福井の車屋正昭さん。今も世界中から技を学ぼうと道場に多くの外人さんが来道されています。北陸に受け継がれたその伝統の技が、今後も若い世代に伝わっていくことを願うばかりです。そのためにも、これからは、少しずつ昔を振り返り、ここで皆さんにお伝えしていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。0413.2108.a4.jpg

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