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2018年1月 6日

思い新たに2018年の幕開け

 

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(御誕生寺カレンダーより)

 

 2018年明けましておめでとうございます。どなたさまも穏やかな三が日を過ごされたことと思います。

 毎年、年頭に「今年の言葉」を定め、それを指針に一年間の行動を律していますが、今年の言葉は「無為自然(むいじねん)」。すなわち、あるがままに自然に、何が起こっても決して騒がず、冷静に判断できる一年でありたい。そんな境地で、今年もたくさんの皆さんと少しでも太鼓文化の発展のために力を尽くしていきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いいたします。

  すでに愛読されている方々も多いことでしょうが、昨年12月6日から、読売新聞朝刊の「時代の証言者」というコラムで、林英哲さんの現在までの軌跡が連載の読み物という形で掲載されています。このコーナーは、それぞれの分野で一つの時代を築いた人物を、生い立ちから現在に至るまでその思いや活動などを詳しく追っているもので、太鼓界では初めて英哲さんが登場しました。ここでは英哲さん個人の人生を軸に、背景として日本の太鼓文化そのものの成り立ちも描かれているので、ぜひともたくさんの人々に読んでいただきたいと思います。このところ、たくさんのソリストの皆さんが名乗りを上げていますが、どこに目標を定めるのか。何を目ざすのか。そこが明確ならば、将来きっと英哲さんのように大成するのではないでしょうか。 

 そんな希望を膨らませつつ、今年も佳い一年となりますよう願った年の初めです。

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2017年12月19日

天下の逸品に感嘆!

 毎年のことながら、あっという間の一年。師走のカレンダーもあと半分を残すのみとなった週末、北陸はおよそ30cmの積雪。いよいよ本格的に冬将軍がやってきたぞと、あらためて寒さへの構え。そんな一日、滋賀県に配達の途中に立ち寄ったMIHO MUSEUMで、日本に4点しかないといわれる「曜変天目(ようへんてんもく)」と対面。曜変天目とは鉄釉をかけて焼くことで黒く発色する天目茶碗の中でも最高峰とされる逸品で、目の前に鎮座している茶碗は、一目見た瞬間からまさに「美しい」の一言。

北館図録1.jpg 北館図録より”North wing"

黒い茶碗の中に宇宙を思わせる神秘の光彩が虹のごとくに浮遊し、「目を奪われる」とはこのこと。しかも書き付けには「加賀藩前田利常公伝来」と記され、我々の加賀と縁があったとしみじみと懐かしさも感じ、その姿、形になおさら感嘆。いったいどのような陶工がどんな気持ちでつくったのかと、しばし思いを馳せたひと時でした。

北館図録2.jpg 北館図録より"North wing"

 また、思いがけなくも邦楽笛方の藤舎名生先生にもお目にかかることができ、良い歳を重ねられた風貌に、一流の技を持つ人だけのただずまいを実感。不徳の多い我が身には手の届かない境地ながら、わずかでもそうありたいと願った再会でした。

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2017年11月30日

太鼓が結んだ人と心の縁

 残りあと1枚となったカレンダーを横目で見ながら、週末は相変わらず各地の太鼓を見聞。11日は岐阜県で活動している加藤拓三さん毎年恒例の「夢に向かう一人の恵那人」の '17コンサート。今回は鼓童の名誉団員藤本吉利・容子ご夫妻をゲストに迎え、また一歩成長された舞台を頼もしく観覧。

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 その足で翌12日は、永年お世話になっている名古屋の世界銘酒専門店吉田屋さんの創業100周年記念祝宴へ。さすが世界の銘酒1万点以上を取り扱っている吉田屋さんだけあって、来賓は著名な大手酒蔵の社長さんたちが勢揃い。また会場には清酒、焼酎、ビール、ワインなど国内外の名だたる銘酒が並び、まさに飲み比べの様相。思う存分に左党の醍醐味を楽しみながら、創業以来100年にわたって家名の発展に命をかけたご苦労をしのんでいろいろと思うところのあったひと時でした。   

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 その週末の18日は、大阪で土師さんと元鼓童の安藤明子さんの結婚式。なごやかに心あたたまる宴席で、花婿の太鼓に合わせ、花嫁が笛を奏でる一幕も。まさに太鼓が結んだ縁、太鼓をつくる者としてこれほど嬉しいことはなく、どうか末永く幸せな二人でありますように。

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2017年11月13日

北の大地に根づいた太鼓

 11月3日、釧路センチュリーキャッスルホテルにおいて「釧路太平洋太鼓保存会」が、平成29年度釧路市文化賞を受賞されました。振り返れば、釧路の太平洋炭鉱で働く有志によって太鼓チームが結成されたのが昭和45年。以来、45年間の長きにわたり、炭鉱閉山後も国内外で演奏活動を続け、「釧路」の名を全国に知らしめた功績は、まさに釧路文化賞にふさわしいものでしょう。受賞式では山本会長の責任感溢れる覚悟の顔が印象的でした。同時に創設者の故及川勝さんの人懐っこい笑顔が思い出され、ふと心を癒やされたひと時でした。

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 翌日はレンタカーを走らせ阿寒湖へ.かつて阿寒湖温泉のホテルに太鼓を納めた記憶など辿りながら、マリモの湖から霧の摩周湖までひと走り、湧別で一仕事を終え、夜道をひた走り、

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 翌5日はふたたび釧路で「北海道くしろ蝦夷太鼓保存会」の結成50周年記念公演。このチームもまた現在の太鼓文化の創生期から活動を開始したイキの長い団体。釧路の地に太鼓文化を根づかせようと、初代会長の石田栄一さん、2代会長の石田博司さんのご努力によって、全国各地から入植してきた人々の芸も取り入れながら、ここまでチームを育ててこられたことは、太鼓づくりの職人としても嬉しい限り。本当にお疲れ様でした。釧路太平洋太鼓保存会とともに、今後ともますますのご活躍を楽しみにしています。

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 さて、帰社したその夜は、金沢で民謡歌手伊藤多喜雄さんのコンサート

。相変わらずの豊かな声量と、テンポの良い歌いぶりに、大いに楽しませてもらった2時間。元気の秘訣は日頃から体幹を鍛えておられるということで、同世代の者として尊敬の念。見習わねばと心に誓いながらアンコールの拍手を送った一夜でした。

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2017年10月30日

雨の中 聞いてくださる太鼓ファンの方々に感謝

 数百年の伝統を受け継いでいる『飯坂八幡神社祭り太鼓保存会』
ホロリさせた笛と太鼓の音

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2017年10月25日

次の世代の太鼓文化の土壌とならん

 最近、いつの間にか仲秋の名月が過ぎたことに気づき、愕然。このところ出張が多いためか、流れるように月日が過ぎていくことを感じる今日このごろです。
 そうした出張の一日、大分への配達を経て25年ぶりに直島へ。今ではすっかり芸術の島として知られる独特の空気感の中で、懐かしい皆さんのもとへ次の配達。いつの日か仕事を忘れ、安藤忠雄の建築物や文楽館などを巡り、ゆっくり散策してみたいものです。
 帰社して次の日曜は、愛知県西尾市を拠点に活動している若い打ち手の全国ツアー最終公演。さらなる精進を願いつつ、翌日は久し振りの北海道へ。江差町で顧客様と面談しながら、ほっとくつろいだひと時でした。

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          木古内から江差の街道風景


 その週末の13日、東京サントリーホールで行われた独奏35周年メモリアルコンサート。35年にわたって修道的な太鼓を追い求め、非の打ち所のないこの日の演奏。この人にしかつくれない舞台の観客席に身を置き、「太鼓もここまできたか」と感慨を深くした2時間。
 またその翌々日の15日は、別の打ち手のこの道40年とうたったソロコンサート。自身のユニークなキャラクターを駆使し、これまでの歩みを太鼓でたどって「やりきった」という自負が伝わってきたステージ。
 この二つの周年記念公演にふれて、前者は、フランスの人里離れた荒野に住む羊飼いブヒィエの物語「木を植えた男」のごとく、35年にわたって木を植え続けた結果、不毛の大地が再生して楽園になった、そんな孤高の精神が感じられる舞台。
 もう一方の後者は、自分の足で29日間かけて横浜から淡路島まで約700kmの道のりを歩き、「地球」という太鼓を叩きとおして最大限に自分の個性を活かした舞台。それぞれに、いかにもその人の精神を象徴するような二つの舞台は、きっと次の世代の太鼓文化の土壌となるだろうことを確信させました。

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2017年10月 5日

あらためて「太鼓の力」を思う

 9月に入ったあたりから、複数の自治体から「太鼓イベントを立ち上げたい」と言うお声掛けをいただいています。それぞれ地元に歴史ある団体が活動しており、そのチームを核として「わが町を太鼓の町にしたい」という主旨です。 全国を見渡せば、すでに25年、30年と続いている太鼓イベントや、大きな寺院、神社の門前でおこなわれる太鼓イベントなどで「町おこし」に成功している事例は多く、それらを参考にしつつ、さらに新しい工夫も加えて、独創的なイベントを組み立てることができそうです。私もお声を掛けていただいた以上、微力ながら全力でお手伝いしたいと念じている今日このごろです。

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                   芸術の島 「直島」


  そして10月、1日に静岡県御殿場市で、日本太鼓財団の主観により「第19回日本太鼓全国障害者大会」が開催されました。出演したのは、御殿場を拠点にしている「富岳太鼓竜神組」をはじめとする27団体。いずれも懸命な演奏に胸を打たれましたが、とくに演奏前のコメントで「演奏できる場所があるのが何よりの励み」という言葉を聞き、太鼓をつくる側として大変嬉しく思うと同時に、障害をもつ皆さんにも使いやすい太鼓をつくらねばと、あらためて実感したひと時でした。

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  それにしても、この日のために一生懸命指導された皆さん、そして大会をお世話してくださった皆さんの熱意には、ただただ頭の下がる思いで舞台を拝見した3時間でした。本当にお疲れ様でした。

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2017年9月 4日

明日香村での爽やかな朝

 「人の輪の中に太鼓がある」との信念を掲げ、1993年にたった4人でゼロからスタートした「和太鼓倭」。先週、配達に訪れた本拠地の奈良県明日香村で、代表の小川正晃さんはじめ現在は30人を超えたメンバーの皆さんと久し振りの再会。今は一年の大半を海外での自主公演に費やし、自分たちの信じる道をまっしぐらに歩み続ける皆さんの成長はまぶしいばかり。さらにこれからどんな未来図を見せてくれるか、ますます楽しみなところです。

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  早朝4時に北陸を出発し、思いのほかに早く到着した8時30分、前日海外から帰国したばかりというタイミングながら、時差ボケのさめやらぬ眠い目をこすりながらも、小川さん始め皆さんで手伝ってくれた荷下ろしにも感謝、感謝の爽やかな朝でした。

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2017年8月18日

白山開山1300年祭で、身も心も清々しく白山を仰ぐ

 

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 各地で何かとイベントの多い8月、ここ石川でも大きなイベントあり。富士山、立山と並んで「日本三名山」とも、あるいは修験の山であることから「日本三霊山」の一つともいわれる白山の「開山1300年祭」が行われました。養老元年(717)、福井の僧・泰澄大師が白山比咩大神のお告げを受けて初めて白山の峰に分け入ってから1300年。その節目を記念し、今年一年を通じて白山の麓の石川、福井、富山の白山神社でさまざまな催しが行われる中、白山神社の総社である白山市鶴来の白山比咩神社では9日から11日まで盛大な「白山開山1300年記念奉祝大祭」を開催。我が社も奉納演奏などで参加させていただきました。

 奉祝の祭典と直会には、出雲大社や明治神宮、熱田神宮、生田神社、熊野本宮大社、秋葉神社など、全国の名だたる神社およそ120社の宮司職が参集。年齢は30代から80代までさまざまでしたが、いずれも優に千年を超えて「神文化」を継承してこられた人々ならではの重厚な雰囲気が感じられ、あらためて日本人としての自覚を新たににしたひと時。身も心も清々しく、青き白山を仰ぎ見た大祭でした。

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2017年7月27日

毎夏恒例のイベント、好評をいただきながら終了

 

 梅雨明け前というのに連日の酷暑、皆さまどうか体調管理にご注意ください。また九州や秋田の皆さまには記録的豪雨で大きな被害に見舞われたこと、心からお見舞い申し上げます。どうか一日も早い原状復帰を祈るばかりです。

  さて、7月9日、大津琵琶湖ホールで「秀明太鼓 地球自然の詩」コンサート。藤舎名生師の作曲・総合監督のもと、4尺大太鼓4台、5尺5寸大平大太鼓1台、中太鼓18台というフル編成が奏でる荘厳な音。数百年の樹齢から醸し出される音霊と打ち手たちの心の叫と自然との対話が聞こえたような気がした舞台で、納得して帰路に着きました。皆様お疲れさまでした。

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 翌週の7月16日、毎夏おなじみの「白山国際太鼓エクスタジア2017」を終了しました。1993年のスタートから24回目。今回はまったく異なる内容の昼・夜2回公演。昼の部では、青森、岐阜、長野、東京、徳島、兵庫、そして石川県と、それぞれに地域の香りを加味した個性豊かな太鼓演奏を繰り広げ、「太鼓もここまできたか」と感無量のステージ。

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一方、夜の部では林英哲、山下洋輔、坂田明のエキスパート3人が、それぞれに太鼓域、ピアノ域、サックス域で熟練した者だけが奏でる見事な音づくりのコラボレーション。まさに神業に達したような至高の舞台を見せてくれました。両舞台にご出演の皆さま、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。またアンケートでさまざまなご感想やご意見をくださった観客の皆さまにも、心より御礼を申し上げます。

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 明けて17日は、林英哲杯太鼓楽曲創作コンクール本選の2回目。今回は一次審査に48作品の応募があり、第1回より総数は減少したものの、作品内容が全体に大きくレベルアップ。本選には16の独奏・団体が出場し、オリジナリティの高い楽曲を披露。また個々の楽曲に対する英哲さんの講評もさすがの着眼点で、客席の皆さんにも大いに参考になったことと思います。第3回目へもたくさんの作品応募をお待ちしています。

 一日おいて19日は、東京で「TAO」のコンサートでした。

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>練り上げたエンターテインメント要素いっぱいの舞台は、まるで演劇を見ているような感覚。自分のイメージ通りの舞台を仕上げた代表の藤高郁夫さんに、あらためて敬服の念。発想力、創造力、実行力、指導力など、トップに立つ人が持つべき力をすべて備えた藤高さんの手腕に、同じ経営者の立場として大いに刺激を受けた公演でした。

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