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2018年2月14日

真冬の東京で熱い舞台を堪能

 このところ北陸は数年ぶりの大雪に見舞われ、我が社は毎朝除雪に追われている今日このごろ、皆さんの地域はいかがでしょうか?

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 そうした一日、東京のオーチャードホールでは「TAO」の公演「ドラムロック疾風」。こちらは冷たい雪とは対照的な熱い舞台で、およそ100分のステージがあっという間。いつもながら感心するのは、観客を飽きさせない流れるような展開で、太鼓に三味線、箏、ダンス、アクロバット、映像と、さまざまな要素を詰め込んでショーアップした構成。プレーヤー個々の魅力を引き出し、聴き手の胸に何かを刻み込むような創意工夫は代表の藤高郁夫さんによるもので、タイトル通りに「疾風」が吹き過ぎるような、目に焼き付く舞台を堪能したひと時。そうした舞台に我が社の太鼓が使われていることに、大きな誇りをおぼえたステージでした。

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2018年1月21日

新年の舞台に新たな時代の風を感じる

 年の初めのご挨拶に社員全員で白山比咩神社に初詣、帰社して威勢よく初荷を見送り、新年会で今年の意気を高めた1月5日。6日からは通常営業となり、また忙しい一年が始まりました。各地で新年にちなんだ太鼓コンサートも多く、できる限りスケジュールをやりくりしてお邪魔したのですが、中でも印象的だったのは、神戸市で開催された「神戸国際taiko音楽祭」。

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 長く所属した団体から独立した木村優一さんがプロデュースと演奏を手がけ、「伝統」という概念にとらわれず、太鼓を広く「音楽」ととらえた新しい試みのコンサート。2000人収容の神戸国際会館大ホールは満席の大盛況で、太鼓文化に新しい風が吹き始めたことを実感。かつて木村さんと同じ舞台に立った山田純平さんも現在は愛知県西尾市で独自の取り組みを立ち上げ、今年はなにやら幸先の良い予感。2月も国内外の各地で多くのコンサートがあるので、それぞれ精いっぱい応援しながら時代の流れを読み取っていきたいものです。

  なお、九州を拠点に強烈な個性で特別の存在感を示し続けている長谷川さん、一日も早く回復され、また痺れるような「男の太鼓」を聴かせてくれる日を楽しみに待っています。

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2018年1月 6日

思い新たに2018年の幕開け

 

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(御誕生寺カレンダーより)

 

 2018年明けましておめでとうございます。どなたさまも穏やかな三が日を過ごされたことと思います。

 毎年、年頭に「今年の言葉」を定め、それを指針に一年間の行動を律していますが、今年の言葉は「無為自然(むいじねん)」。すなわち、あるがままに自然に、何が起こっても決して騒がず、冷静に判断できる一年でありたい。そんな境地で、今年もたくさんの皆さんと少しでも太鼓文化の発展のために力を尽くしていきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いいたします。

  すでに愛読されている方々も多いことでしょうが、昨年12月6日から、読売新聞朝刊の「時代の証言者」というコラムで、林英哲さんの現在までの軌跡が連載の読み物という形で掲載されています。このコーナーは、それぞれの分野で一つの時代を築いた人物を、生い立ちから現在に至るまでその思いや活動などを詳しく追っているもので、太鼓界では初めて英哲さんが登場しました。ここでは英哲さん個人の人生を軸に、背景として日本の太鼓文化そのものの成り立ちも描かれているので、ぜひともたくさんの人々に読んでいただきたいと思います。このところ、たくさんのソリストの皆さんが名乗りを上げていますが、どこに目標を定めるのか。何を目ざすのか。そこが明確ならば、将来きっと英哲さんのように大成するのではないでしょうか。 

 そんな希望を膨らませつつ、今年も佳い一年となりますよう願った年の初めです。

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2017年12月19日

天下の逸品に感嘆!

 毎年のことながら、あっという間の一年。師走のカレンダーもあと半分を残すのみとなった週末、北陸はおよそ30cmの積雪。いよいよ本格的に冬将軍がやってきたぞと、あらためて寒さへの構え。そんな一日、滋賀県に配達の途中に立ち寄ったMIHO MUSEUMで、日本に4点しかないといわれる「曜変天目(ようへんてんもく)」と対面。曜変天目とは鉄釉をかけて焼くことで黒く発色する天目茶碗の中でも最高峰とされる逸品で、目の前に鎮座している茶碗は、一目見た瞬間からまさに「美しい」の一言。

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黒い茶碗の中に宇宙を思わせる神秘の光彩が虹のごとくに浮遊し、「目を奪われる」とはこのこと。しかも書き付けには「加賀藩前田利常公伝来」と記され、我々の加賀と縁があったとしみじみと懐かしさも感じ、その姿、形になおさら感嘆。いったいどのような陶工がどんな気持ちでつくったのかと、しばし思いを馳せたひと時でした。

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 また、思いがけなくも邦楽笛方の藤舎名生先生にもお目にかかることができ、良い歳を重ねられた風貌に、一流の技を持つ人だけのただずまいを実感。不徳の多い我が身には手の届かない境地ながら、わずかでもそうありたいと願った再会でした。

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2017年11月30日

太鼓が結んだ人と心の縁

 残りあと1枚となったカレンダーを横目で見ながら、週末は相変わらず各地の太鼓を見聞。11日は岐阜県で活動している加藤拓三さん毎年恒例の「夢に向かう一人の恵那人」の '17コンサート。今回は鼓童の名誉団員藤本吉利・容子ご夫妻をゲストに迎え、また一歩成長された舞台を頼もしく観覧。

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 その足で翌12日は、永年お世話になっている名古屋の世界銘酒専門店吉田屋さんの創業100周年記念祝宴へ。さすが世界の銘酒1万点以上を取り扱っている吉田屋さんだけあって、来賓は著名な大手酒蔵の社長さんたちが勢揃い。また会場には清酒、焼酎、ビール、ワインなど国内外の名だたる銘酒が並び、まさに飲み比べの様相。思う存分に左党の醍醐味を楽しみながら、創業以来100年にわたって家名の発展に命をかけたご苦労をしのんでいろいろと思うところのあったひと時でした。   

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 その週末の18日は、大阪で土師さんと元鼓童の安藤明子さんの結婚式。なごやかに心あたたまる宴席で、花婿の太鼓に合わせ、花嫁が笛を奏でる一幕も。まさに太鼓が結んだ縁、太鼓をつくる者としてこれほど嬉しいことはなく、どうか末永く幸せな二人でありますように。

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2017年11月13日

北の大地に根づいた太鼓

 11月3日、釧路センチュリーキャッスルホテルにおいて「釧路太平洋太鼓保存会」が、平成29年度釧路市文化賞を受賞されました。振り返れば、釧路の太平洋炭鉱で働く有志によって太鼓チームが結成されたのが昭和45年。以来、45年間の長きにわたり、炭鉱閉山後も国内外で演奏活動を続け、「釧路」の名を全国に知らしめた功績は、まさに釧路文化賞にふさわしいものでしょう。受賞式では山本会長の責任感溢れる覚悟の顔が印象的でした。同時に創設者の故及川勝さんの人懐っこい笑顔が思い出され、ふと心を癒やされたひと時でした。

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 翌日はレンタカーを走らせ阿寒湖へ.かつて阿寒湖温泉のホテルに太鼓を納めた記憶など辿りながら、マリモの湖から霧の摩周湖までひと走り、湧別で一仕事を終え、夜道をひた走り、

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 翌5日はふたたび釧路で「北海道くしろ蝦夷太鼓保存会」の結成50周年記念公演。このチームもまた現在の太鼓文化の創生期から活動を開始したイキの長い団体。釧路の地に太鼓文化を根づかせようと、初代会長の石田栄一さん、2代会長の石田博司さんのご努力によって、全国各地から入植してきた人々の芸も取り入れながら、ここまでチームを育ててこられたことは、太鼓づくりの職人としても嬉しい限り。本当にお疲れ様でした。釧路太平洋太鼓保存会とともに、今後ともますますのご活躍を楽しみにしています。

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 さて、帰社したその夜は、金沢で民謡歌手伊藤多喜雄さんのコンサート

。相変わらずの豊かな声量と、テンポの良い歌いぶりに、大いに楽しませてもらった2時間。元気の秘訣は日頃から体幹を鍛えておられるということで、同世代の者として尊敬の念。見習わねばと心に誓いながらアンコールの拍手を送った一夜でした。

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2017年10月30日

雨の中 聞いてくださる太鼓ファンの方々に感謝

 数百年の伝統を受け継いでいる『飯坂八幡神社祭り太鼓保存会』
ホロリさせた笛と太鼓の音

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2017年10月25日

次の世代の太鼓文化の土壌とならん

 最近、いつの間にか仲秋の名月が過ぎたことに気づき、愕然。このところ出張が多いためか、流れるように月日が過ぎていくことを感じる今日このごろです。
 そうした出張の一日、大分への配達を経て25年ぶりに直島へ。今ではすっかり芸術の島として知られる独特の空気感の中で、懐かしい皆さんのもとへ次の配達。いつの日か仕事を忘れ、安藤忠雄の建築物や文楽館などを巡り、ゆっくり散策してみたいものです。
 帰社して次の日曜は、愛知県西尾市を拠点に活動している若い打ち手の全国ツアー最終公演。さらなる精進を願いつつ、翌日は久し振りの北海道へ。江差町で顧客様と面談しながら、ほっとくつろいだひと時でした。

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          木古内から江差の街道風景


 その週末の13日、東京サントリーホールで行われた独奏35周年メモリアルコンサート。35年にわたって修道的な太鼓を追い求め、非の打ち所のないこの日の演奏。この人にしかつくれない舞台の観客席に身を置き、「太鼓もここまできたか」と感慨を深くした2時間。
 またその翌々日の15日は、別の打ち手のこの道40年とうたったソロコンサート。自身のユニークなキャラクターを駆使し、これまでの歩みを太鼓でたどって「やりきった」という自負が伝わってきたステージ。
 この二つの周年記念公演にふれて、前者は、フランスの人里離れた荒野に住む羊飼いブヒィエの物語「木を植えた男」のごとく、35年にわたって木を植え続けた結果、不毛の大地が再生して楽園になった、そんな孤高の精神が感じられる舞台。
 もう一方の後者は、自分の足で29日間かけて横浜から淡路島まで約700kmの道のりを歩き、「地球」という太鼓を叩きとおして最大限に自分の個性を活かした舞台。それぞれに、いかにもその人の精神を象徴するような二つの舞台は、きっと次の世代の太鼓文化の土壌となるだろうことを確信させました。

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2017年10月 5日

あらためて「太鼓の力」を思う

 9月に入ったあたりから、複数の自治体から「太鼓イベントを立ち上げたい」と言うお声掛けをいただいています。それぞれ地元に歴史ある団体が活動しており、そのチームを核として「わが町を太鼓の町にしたい」という主旨です。 全国を見渡せば、すでに25年、30年と続いている太鼓イベントや、大きな寺院、神社の門前でおこなわれる太鼓イベントなどで「町おこし」に成功している事例は多く、それらを参考にしつつ、さらに新しい工夫も加えて、独創的なイベントを組み立てることができそうです。私もお声を掛けていただいた以上、微力ながら全力でお手伝いしたいと念じている今日このごろです。

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                   芸術の島 「直島」


  そして10月、1日に静岡県御殿場市で、日本太鼓財団の主観により「第19回日本太鼓全国障害者大会」が開催されました。出演したのは、御殿場を拠点にしている「富岳太鼓竜神組」をはじめとする27団体。いずれも懸命な演奏に胸を打たれましたが、とくに演奏前のコメントで「演奏できる場所があるのが何よりの励み」という言葉を聞き、太鼓をつくる側として大変嬉しく思うと同時に、障害をもつ皆さんにも使いやすい太鼓をつくらねばと、あらためて実感したひと時でした。

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  それにしても、この日のために一生懸命指導された皆さん、そして大会をお世話してくださった皆さんの熱意には、ただただ頭の下がる思いで舞台を拝見した3時間でした。本当にお疲れ様でした。

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2017年9月 4日

明日香村での爽やかな朝

 「人の輪の中に太鼓がある」との信念を掲げ、1993年にたった4人でゼロからスタートした「和太鼓倭」。先週、配達に訪れた本拠地の奈良県明日香村で、代表の小川正晃さんはじめ現在は30人を超えたメンバーの皆さんと久し振りの再会。今は一年の大半を海外での自主公演に費やし、自分たちの信じる道をまっしぐらに歩み続ける皆さんの成長はまぶしいばかり。さらにこれからどんな未来図を見せてくれるか、ますます楽しみなところです。

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  早朝4時に北陸を出発し、思いのほかに早く到着した8時30分、前日海外から帰国したばかりというタイミングながら、時差ボケのさめやらぬ眠い目をこすりながらも、小川さん始め皆さんで手伝ってくれた荷下ろしにも感謝、感謝の爽やかな朝でした。

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