2025年6月19日
能登に根付いた土着の太鼓に思う
梅雨入りしたのも束の間、このところ雨は小休止の晴天続きで、早くも梅雨明けしたかのような北陸の空模様。いっそこのまま・・・などと青空を望むのは自然の営みに反する私のわがままか。
さて、そうした中の先日、能登半島七尾市石崎で「県下太鼓打ち競技会石崎大会」が開催されました。実行委員長を務めたのは、長く石崎地区の太鼓団体を束ねてきた葛原伸二さん。私は葛原さんの要請を受け、午前8時の開始から大会を観覧しました。
競技会に出場したのは、大人の団体70組、子供団体30組。計100の団体が、次々にキリコ太鼓から発生した大バイ・小バイのリズムを刻みます。その光景を見ながら、一様に桶鼓、長胴、大太鼓を組み合わせた「単式複打」のリズムを、「複式複打」の奥行きあるリズムに育てられないか、などと独りよがりの妄想を膨らませたひと時。こんな戯言を、能登に根づいたリズムを子守歌のように慈しんできた能登の人々が聞いたら、なんと思うだろうか。少しばかり、やんちゃな血が騒いだ大会だった。
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