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2008年5月21日

北の大地で、この道一筋の太鼓打ちと再会


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(写真1)洞爺湖の眺め1  


 去る11日、「北海道洞爺湖サミット開催記念」と銘打って「第8回 響きの祭典in洞爺湖」が開催されました。主催は国際太鼓道連盟。出演したのは、洞爺湖のある北海道南西部一帯で活躍する13の太鼓団体と、民謡、邦楽、武道の3団体。久し振りに懐かしい皆さんと再会を果たす中で、とくに国際太鼓道連盟の大黒柱であり、北海太鼓の創立メンバーでもある坂井さんとの再会には、ひとしおの感慨がありました。


 北海太鼓は、今から40年近く前、今は亡き大場一刀氏を中心に登別で結成されました。大場氏は歯科医の長男でしたが、家業を継がずに、日本で最初のプロの太鼓打ちになった人。太鼓を打つだけでなく、歌もプロ級以上で、昭和30年代に太鼓と歌を収録したLPレコードをビクターから売り出した時は、まだ20代の私は本当に驚かされたものです。義理人情に篤く、男気がある大場氏は、登別まで太鼓の張り替えに向かった私をいつも駅まで迎えに来てくれました。その時に乗っていたのが、クラウンハードトップ。まだ自家用車の少ない時代、肩に背広を羽織り、さっそうとハードトップで乗りつけてくる大場氏のカッコ良さは、今も強烈な思い出として胸の奥に焼きついています。また登別の名旅館、第一滝本館での太鼓演奏や、テレビの『笑点』への出演などで、太鼓が世に出る大きなきっかけをつくった人でもあります。もちろん大場氏作曲の「北海太鼓」は今も名曲として受け継がれ、北海道の太鼓団体のバイブルのような存在になっています。


 坂井さんは、その大場氏がもっとも頼りにしていた人で、大場氏亡き後もバチを握り続けて北海太鼓を指導してきました。今は子供たちに空手を教える一方、太鼓打ちとしてはなおも現役で、毎夜、洞爺湖パークホテルのステージで3尺3寸の大太鼓を打ち鳴らしているとのこと。坂井さん、長い間本当にお疲れ様です。そしてこれからもますますお元気でご活躍を 。


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(写真2)洞爺湖の眺め2  


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(写真2)洞爺湖越しに臨む羊蹄山の眺め  


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