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2008年6月25日

あさの山で自然の息吹を堪能


 去る21日土曜日、久し振りに能登半島の「あさの山」を訪れました。

「あさの山」は5年前からケヤキの植林を続けている浅野太鼓の山林で、すでに約1万8000本のケヤキを植樹しています。山に向かう時はいつもそうなのですが、昨年植えた木はどれほど大きくなったか、3年前の木はどれほど背が高くなったか、早く確かめたくて胸がワクワクします。


 北陸はその前日に梅雨入りし、このところぐずついた空模様が続いていました。お天気を気にしながら、能登海浜道をひた走ることおよそ2時間。

「あさの山」は恵みの雨をたっぷりと吸い込んで、みずみずしい若葉が元気に初夏の風にそよいでいます。尾根に登って全体を見渡し、谷に分け入って一本一本の木を見て歩くと、面白いことに気づきました。

大地にしっかりと根を張り、太い幹が早や数メートルの高さに成長した木もあれば、その隣では今にも立ち枯れそうな貧弱な木が細い枝を頼りなく伸ばしています。同じ環境の同じ土壌で、旺盛な生命力を示す木と脆弱な木が同居しているのは、どうした理由によるのでしょう。

これが自然界の厳しさ、自然淘汰とは承知しつつも、育ちそびれた小さな木がなんともいとしく、心の中で「頑張れよ」と声をかけながら下草を払ってやりました。


 幸い雨にも遭わず、たっぷりと森のオゾンを浴びた夏至の遅い夕暮れ。夏に向かってますます緑を濃くするケヤキの様子を想像しながら「あさの山を」後にした一日でした。


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