2010年3月19日
胸を打たれた鼓童公演「うぶすな」
17日、石川県では4年ぶりとなる「鼓童」の公演が、白山市のホールで開催されました。公演タイトルは「うぶすな」。来年、鼓童創設30周年を迎えるのを前に、創立時のメンバー5人が鼓童としての魂の原点を確かめるという意味で企画されたとのこと。また、今回の公演では浅野太鼓が3年前に鼓童のために製作した4尺のケヤキ大太鼓が舞台に上がることもあり、我が社にとっては大太鼓の初めての里帰りということも重なって、とりわけ待ち遠しい舞台でした。
藤本吉利さん、小島千絵子さん、藤本容子さん、山口幹文さん、齋藤栄一さんの5人を中心に、鼓童30年の歴史をたどるように演奏された曲は15曲。鼓童ファンなら一度は耳にしたことのある演目ですが、5人がそれぞれの思いを込めた1曲1曲に30年にわたる芸の年季のすごさが感じられました。その年季のすごさは鼓童のすごさでもあり、あらためて現代表の青木孝夫さんの穏やかな人柄の奥に秘めた芸への熱情に胸を打たれたのでした。
「うぶすな」はファイナルまであと4公演。どなたにもお見逃しのないようおすすめしたい公演です。
(鼓童公演「うぶすな」)
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