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2010年9月 7日

あえて苦言を一言

 

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 今ではすっかり9月の恒例となった「神恩感謝日本太鼓祭」が、4日と5日の二日間にわたって行われました。会場は、ご存知、伊勢神宮の内宮周辺。出演は全国から集まった14団体と6個人。午前10時から午後5時まで四つの会場は太鼓の鳴り止むひまもなく、毎年駆けつけてくれるおなじみさんや神宮の参拝客など多くの見物人がつめかけました。
今年で第8回目となるこのイベントは、神宮周辺一帯とおかげ横町の活性化を目ざし、おかげ横町の誕生とともに結成された「神恩太鼓」が中心となって開催しています。毎年の盛況ぶりを見れば当初の目的は充分に果たされているものの、太鼓芸能の活性化という切り口から見ると、残念ながらまだまだ磨きが足りない一面もあるように思われます。すなわち、奏者の質の問題です。弱冠にして卓越した打芸を披露する若者のいる一方、未熟な技、軽い乗りの舞台で自己満足し、「太鼓とは」「舞台とは」大事な本質を忘れているのでは? 他の打ち手の見事な技をしっかりと両の目で学んでほしい。
舞台の上で燃える情熱は、確実に観客に伝わるものです。そのことを自覚し、一人ひとりが立派な打ち手に育ってくれることを願うばかりです。

 

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