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2011年12月20日

誰も知らない明日に向かって

二百三高地

このところ、一昨年から年末になるとNHK大河ドラマの後を受けて放映されるドラマ「坂の上の雲」にのめり込んでいます。先週は日露戦争最大の山場であるとなった「203高地の攻防」が描かれ、ロシア軍が占拠していた203高地を陥落させるために満州軍総参謀長である児玉源太郎が乃木希典大将に作戦を進言する場面がありました。このシーンは今から32年ほど前、三船敏郎の明治天皇、丹波哲郎の児玉源太郎という重厚な配役で見た映画の記憶と重なりますが、高橋英樹の児玉源太郎もなかなかどうして、丹波哲郎に勝るとも劣らない貫禄が見事です。

 ところで、この場面で印象的なのが、児玉総参謀長が作戦参謀達に向かって言う「おまえたちは昨日の戦場は知っているが、明日の戦場は知らない」という言葉。これはこの場面に限らず、そして戦場に限らず、現代にもそのまま通用する言葉です。確かに昨日のことはこの目で見たけれど、明日のことは誰にもわからない。その予測不能の明日に対して、我々はどう対処するか。とくに昨今のように先行き不透明な時代、私たちはもう一度この言葉の意味を考えなければならないのではないかと、作者の司馬遼太郎の洞察力をあらためて敬服しているところです。

鼓童30周年
 さて、「明日を知るにはまずこれまでを」ということで、17日の土曜日、鼓童結成30周年スペシャルコンサートと理事会へ。祝賀会ではかつてのメンバーや関係者などなつかしい顔も集まり、久し振りに旧交を温めました。

 翌18日は群馬県藤岡市で「藤岡市民太鼓10周年コンサート」。会場となった藤岡市「みかぼみらい館大ホール」の音響の素晴らしいこと。演奏技術の腕前はもちろんですが、会場を選ぶことがいかに大切かを痛感させられたコンサートでした。

市民太鼓L1000919.JPG

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