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2015年10月22日

先斗町の洗練された美にふれながら、男の太鼓を思う

 

 我ながら無粋を絵に描いたような私ですが、先週、料亭「井雪」さんのお招きをうけて、京都先斗町歌舞会による舞踊の催し「水明会」にお邪魔しました。会場の先斗町歌舞練場の前には開演前から舞子さんや芸妓さん、ご贔屓筋と思われる紳士・淑女の皆さんがにこやかに談笑され、さて観客席も満席の賑わい。緞帳が上がった舞台の、華やかで洗練された美しさにすっかり魅了されてしまいました。

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 その一方で、なぜか心に浮かんだのは、まるで対極にある「男の太鼓」。九州は大分県の「湯布院源流太鼓」の長谷川義さんのことでした。もともと寡黙的な雰囲気のある長谷川さんですが、一歩舞台に上がればその存在感は並々でなく、舞台を支配する圧倒的な力強さ、場を支配する雰囲気には鳥肌が立つほどです。他の追従を許さないあの強さは一体どこからくるのか。日ごろの鍛錬のたまものでしょうか。その答が見いだせるか、明年1月の鼓童とのジョイントの舞台を思い描きつつ、雅で奥の深い日本の美を堪能したひと時でした。

 

 

 

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