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2017年7月 3日

茅の輪くぐりで今夏の息災を祈願

 栃木県那須塩原で「大田原与一太鼓」の顧問を務めてきた早川敬二さんが体調を崩したと耳にし、先月の24日にお見舞いに。早川さんといえば、忘れられないエピソードが一つ。わが財団法人浅野太鼓文化研究所と東京新聞が共催で2003年から11年間にわたって開催してきた「東京国際和太鼓コンテスト」で、まさに11年の間、毎年欠かさず大田原市の銘菓「縄文最中」をダンボール箱いっぱいに送ってくれた人です。初めのうちは単なる差し入れの一つという認識でしたが、年を経るごとに、いつしか「三の鼓」をかたどった最中を待ちわびるようになり、それに応えるように開会式の日に楽屋に届く縄文最中のふくよかな甘味は、今も忘れられません。あらためて、感謝です。今回、4年ぶりにお会いした早川さんは、病によってやつれ気味とはいえ、太鼓に対する情熱は以前のまま。同じ時代を共に走った同志として、どうか一日も早く回復されるよう祈りながら再会を約束して那須を後にしました。

 翌25日は、日本太鼓財団の全国講習会。一昨年から講師を請われてふつつかながら務めているのですが、実はいろんな面で私の方が勉強させられることばかり。今回の会場は福島県郡山市の片平公民館で、およそ80人の受講生が熱心に私の講義を聴講してくれました。また財団においても全国各地でこうした講習会を開催し、太鼓の底辺拡大に尽力くださることは実に有り難いこと。関係各位の皆さん、ありがとうございました。

 27日、今度は高知で「土佐一響館太鼓研究所」を主宰されている明神和宏先生の卒寿のお祝いへ。毎年高知市で開催している太鼓コンクールの明年の打ち合わせなどしながら、先生が力を尽くしておられる生涯学習の大切さを痛感。先生を見習い、年齢を重ねても積極的に自分の足で前に進むことを誓ったひと時でした。

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 その足で向かったのは松山市で開催された「TAO」の新作公演。「ドラムロック疾風」のタイトル通り、バチのヘッドのスピード、タイミングの良さに、よく稽古を重ねたことを実感。全員の呼吸の合ったハーモニーや大太鼓、大桶,中太鼓を駆使した視覚的効果などにも目を奪われ、感心しながら帰途に就いた旅でした。

  さて、月あらたまり7月1日。地元、白山比咩神社のお一日参りへ。夏越しの厄除けの茅の輪くぐりで、この夏の息災を祈願。爽やかな空気の中、16日開催の「白山国際太鼓エクスタジア」、17日の「二回林英哲杯太鼓楽曲創作コンクール」の成功も合わせてお願いした早朝の参拝でした。

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