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2010年8月 5日

暑さの中にも心涼やかなできごと


 言わないでおこうと思いながらも、つい口をついて出る「暑い!」。全国的に酷暑が続く中、北陸でも先月の16日以来、連続21日、30度を越す猛暑が続いています。天気予報を見れば暑さはこれからも続く見込みのようで、確かに夏らしい夏ではありますが、さすがに少々うんざり。元気なのは社員が庭に植えたゴーヤだけという今日このごろです。あらためて「暑中お見舞い申し上げます」。

 さて、炎熱ふりそそぐ8月1日、浅野太鼓では第3回目の「楽市楽座」をおこないました。長引く景気低迷の影響を受けて、人も地域も企業もどことなく沈滞ムードに押されがちな昨今、浅野太鼓の活性化と地域の話題づくり、そして何よりも従業員の意気高揚を目的に企画したこの催事。
 キャッチフレーズは「新しい自分さがし」。来場者には身近に太鼓にふれていただくことで新しい自分を発見していただき、また従業員たちには担当を越えてさまざまな新規商品を開発することによって通常業務とは違った仕事の楽しみをみつけてもらうという趣旨。
 4月に第1回、6月に第2回を開催。ワークショップやミニライブ、小物づくり体験など、それぞれに回を重ねるごとに進行もスムーズになり、暑気払いも兼ねて臨んだ第3回目。
 今回は手づくりのプールも登場し、夏休みと重なったこともあって親子連れの皆さんなどが多数ご来場。大盛況のうちに太鼓三昧の真夏日を終えました。
 それにつけても、こうした催事が実現できるのも、従業員のモノづくりに対する真剣な姿勢と、日曜返上で参加してくれる協力があってこそ。これこそが浅野太鼓の真の財産であることをあらためて感じた一日でした。ご来場くださったお客さん、各種講座やライブに出演してくださった皆さん、軽食の屋台を出店してくださった業者の皆さん、従業員の皆さん、暑い中、本当にご苦労様でした。

 同じ8月1日、能登半島輪島市の名舟の集落では、前夜からおこなわれている「名舟大祭」の二日目。今では海外にも名を知られる「御陣乗太鼓」が、白山神社下の護岸堤で二日間にわたって豪快に鳴り響きました。今年は御陣乗太鼓保存会の結成50年目にあたり、太鼓を新調したいとのことで、祭りが明けた3日、保存会代表の北岡さんを訪ねて名舟へ。久し振りにお邪魔した御陣乗太鼓会館で、今から40年近く前に製作させていただいた太鼓と対面しました。

 あれは先代が元気で現場に立っていた時分。御陣乗太鼓特有の硬質の高音を出すため、木の吟味、革の吟味をきつく命じられ、革張りの際にもとくに念入りに音の吟味を重ねたことをなつかしく思い出しました。

 新しい太鼓の完成予定は10月。先代に叱られないよう、ふたたび精いっぱいの吟味を尽くして取り組みますので、輪島の皆さん、どうぞ楽しみにお待ちください。

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